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モジョミキボー

「モジョミキボー」 
2010年5月8日(土)下北沢OFFOFFシアター

作:オーウエン・マカファーテイ、演出:鵜山仁。
出演:浅野雅博、石橋徹郎

タイトルだけだと、何の芝居?となるが、モジョとミキボーという2人の少年の話。
モジョを浅野雅博、ミキボーを石橋徹郎が演じる2人芝居。他にも父母や町の人々等、何役も兼ねる。
何となく、見ているうちに「ブラッド・ブラザーズ」を思い出した。

1970年の北アイルランドのベルファーストという街が舞台。
舞台にはアイルランド共和国の旗。アイルランドがカトリックとプロテスタントの激しい対立があるというのは、うっすらとか知らなかった。そのキーワードを理解していると、もっと舞台に対する理解が深まると思う。

そんな紛争が吹き荒れるベルファーストで、でも子供は子供で、偶然出会ったモジョとミキボーは、サッカーをして、秘密基地を作って、映画「明日に向かって撃て」を見て、ブッチとサンダンスに憧れる。
そんな2人の日常、それぞれの家庭環境を、2人の役者さんが何役もこなしながら、巧みに見せていく。
椅子を並べ替えたり、エプロンを付けたり、ちょっとした小道具を使ったりと、見せ方が非常に上手い。
ブランコまで出てくるは、窓はあけるは、劇場の空間の使い方が凄い。

だが異なる宗教の親を持つ2人は、ミキボーの父親が紛争に巻き込まれて死んだことにより、本当にあっさりと、簡単に道が別れてしまう。
あんなに仲良かったのに…。

最後に淡々とモジョの独白で、大人になってからの事が少しだけ語られるのが、実に切なくて良いラストだった。

見応えのある良い芝居です。2人の役者さんが約一ヵ月の公演期間、大奮闘です。
欲を言えば、配布されたペーパーに、北アイルランドの宗教対立のことを、簡単にでも説明してあると嬉しい。

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コメント

花梨さん、お久しぶりです。
こちらのレポを読ませていただいて、とても興味がわいたので、
昨日観にいってきました。
こういう小さな劇場でのお芝居って殆ど観たことがないのですが、
本当に濃密で切ない素晴らしいお芝居だったなあ、と思います。
いつも素敵なお芝居を教えてくださってありがとうございますv

そうそう、あのブランコにはびっくりでした!
1列目のお客さんが思いっきりよけてて・・・そりゃよけますよね(笑)。

恭穂さん、こんばんは!

下北沢での芝居ですが、何か「下北沢へ行く」というだけで、芝居好きの魂がワクワクします。
あのブランコ!実は上手の前の方の席だったので、びっくりしてよけました。
狭い空間を、実に効果的に使ってましたね!

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