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Nine The Musical その2

ちょっと落ち着いて感想その2。

決して出来が最低最悪といった作品では無いと思う。
面白かったし、纏まっている小品ミュージカル。それはそれで良い。

ただ以下の点でどうしても辛口になってしまう。

・出演者も少なく、セットも簡素。なのにチケット代が高い。
・G2さんの良い時の作品と比べると、格段に落ちる。
・過去の「nine」に比べると、どうしても差がある。

良い時のG2さんの演出作品と比べると、全然テンションが違うのだもの。
それが大好きな作品だっただけに、ショックが大きい。
何度も書いてますが、「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」の上演中止で、穴埋めの為の企画だからでしょうね。
キャスティングにもそれが現れているし。

コンティーニ夫妻、特に主役の松岡さん。申し訳ないけど、一番期待してませんでした。
でもかなり頑張ってました。タイタニックより私は良かったと思う。
新妻さんも知的で歌はもちろん抜群でした。

でも決定的にこの作品に合わないのですよ。
だって「Nine」って、40歳にもなる、大人というか中年の夫婦の物語でしょう。
二人とも残念なことに、ビジュアルが可愛いというか、子供っぽくて、若い夫婦にしか見えないのよ。
更に身長が小さいし。(ごめんなさい)
周囲が宝塚とか、スタイル抜群な人ばかりなので、バランスが悪くて…。
大人に翻弄される子供になってるよ…。

でもこれは役者さんの責任では無く、作品世界を無視して、やっつけ企画でキャスティングした方の責任でしょう。

新妻さんはせめて衣装や髪型でもう少し大人の雰囲気を出せなかったのか。
長い髪にふわりとしたスカートでは少女だよ…。
リリアンの衣装も可愛すぎる。衣装と役が合っていない。

リリアンについては、何であんなキャラクターにしてしまったのだろう。
ネクロフォラスを重くしたから?
リリアンに重みが無いと、「Folies Bergeres」の意外性や客席降りが生きないと思うのだけど。

それとリリアン役の方、客席いじり下手でしたね…。
余りお芝居は上手く無い方なのでしょうか。
前任者が上手かっただけに、かなり厳しかった。

リリアンの存在の軽さが「新演出」?申し訳無いけれど、とても受け入れられないなぁ。

そしてクラウディア。
紫吹さんは別の舞台だったら、もっと良いのかもとは思ったが、この方は…。
二幕のグイードと二人の場面、歌も芝居も下手でびっくりしました。
「The Grand Canal」に入っても、苦悩や絶望が見えてこないし。
これは演出のせいもあるが、妻、カルラ、クラウディア三人の心理が伝わりにくい。

改めてルヴォー版の、ただ妻の眼鏡を外し、クラウディアに掛けさせるという演出が、それだけで全てを伝えてきたかよく判った。音楽とも実に合ってたしねぇ…。

良かったのは樹理さん、入絵さん。
樹理さんはあのビジュアルも似合ってた。(まぁMIEが出てきたかとは思ったが)

この舞台が好きという人には申し訳無い感想ですが、結局ルヴォー版が練り上げられた素晴らしい舞台だったというのを、思い知らされる結果になりました。
まぁ私が過去見たミュージカルの中でも、ベスト5に入る作品なので…。

それにしてもよくG2さんも演出引き受けたよなぁ。
ルヴォー版見ている人も多いだろうし、あの舞台と比較されるのはかなりキツいと思う。

韓国版も良かったですよ。何よりコンティーニ夫妻が本当に上手かったし。
グイード役がダブルキャストで、ついつい二人ともみちゃいましたが、二人とも良かった!
片方の方はちょっと若すぎましたが、格好良かったし、歌が超人的な上手さ!

Nine The Musical、出来れば「これはこれで良かったね」と言いたかったなぁ。

ところで最後の歌詞ってどうなってしまたっけ?もの凄く違和感があった記憶が。

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芝居・ミュージカル」カテゴリの記事

コメント

花梨さん、オポンチな投稿にお返事くださってあ、りがとうございました。

我ながら冷静さを欠いた感想で、投稿させていただいた後、一瞬スッキリしたものの、
改めて読んでみたら重箱の隅をつつくような投稿にもなってて…恥ずかしいです(汗)。
お気を悪くされた方、申し訳ありません。

>ただ妻の眼鏡を外し、クラウディアに掛けさせるという演出が、
>それだけで全てを伝えてきたかよく判った。音楽とも実に合ってたしねぇ…。

この演出、すっかり忘れていました。

今はもう、とにかく「ナインは私のベスト1の観劇」という印象と
TPT・Bwayそれぞれの音源で内容をたどっていたので、忘れていました。

あのシーンで、気がつけばワケも分からず泣いていて、
観劇後、「ミュージカルが、こんなに繊細な表現の出来る芸能だったとは知らなかった…」と思い知らされたシーンだったと思います。

今回の演出の方向性は、アリと言えばアリなのかなー…と今は思います。
でもやはり「もっと練り込むなりなんなり、やりようは他にあったはず」とも、
勝手に思っています。
花梨さんの日記を読ませていただいて落ち着いてきたら、私が一番引っかかっていたのはキャスティング(グイード、ルイーザ、リリアン)だったな、と言う事にも気がつきました。

それでも、こちらでいろいろ読ませていただいて
機会があったらG2さんの舞台は観てみたいとも思いました。

激辛感想楽しく読ませていただきましたー♪
読んでたら逆になんだか観たくなってきたよ(笑)
今回チケット買ってないのは全席12000円という価格設定に
貧乏な私は♪5フラン以上は出せない~♪と最初から玉砕。

ルヴォー版で
グイドが妻の眼鏡をはずしクラウディアにかける場面

グイドの行動を信じられないように凝視するクラウディア役の
純名さんの目にみるみる涙が湧いてくるのがとても印象的でした。千秋楽近くでは 別所グイドもあのあたりは眼がいっちゃってからなあ、、、

今回の少年グイドはレミで大好きだったガブちゃんの吉井君が
出てるので やっぱ機会があったら5フラン以上がんばっちゃおかな(笑)

みーこさん、こんばんは。
コメント返しが遅くなり、申し訳ありません。

みーこさんのコメント、何度も読みました。
好き勝手な私の感想に、色々と書いて戴き、有難うございます。

G2さんの舞台、面白いですよ~。
最近の舞台だと『地獄八景‥浮世百景』『MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人』 『ジェイルブレイカーズ』が私は好きかな…。
特に『ジェイルブレイカーズ』は、音楽劇といった感じで、今も再演希望です。

それだけに今回の『Nine The Musical』はもう少し何とかならなかったのかと。
私の引っかかりはやはり演出ですね。冒頭のコントで、ホントにがっかりしてしまったし。

余りマイナスの感想を書き連ねるのは、私も出来るだけ避けたいです。

kumigonさん、こんばんは。
私も実は割引チケットでの観劇です。
なのでまだ許せる部分もあるのですが、定価出してたら「チケット代返せ!」ですよ。

別所さん、幕開けた当初は失礼ながらそこまで良いとは思わなかったのですが、日を追うごとに芝居が深くなっていて、
kumigonさんの言う通り、もうラストの方は目がいっちやってましたね。
別所さんもですが、そんな彼を見るクラウディアの表情に、私も泣きました。

書いているうちに、またあの舞台が見たくなってしまった!
あ、吉井くん、多分私の見た日に出ていたようです。メチャ上手かったです。

あけましておめでとうございます。

新年早々昨年の舞台の話ですみません。
恭穂さんの感想を読ませていただいたのがきっかけで、
ルヴォー版とG2版の両方をご覧になっている花梨さんにお聞きしたいことができまして…

ルヴォー版再演のラストの解釈なんですが、
グイードは死んだと思われますか?
そして、G2版ナインでは、どのようにお感じになられましたか?

もしよろしければ、ご意見を聞かせていただけないでしょうか?

みずたましまうまさん、こんばんは。

あけましておめてどうございます。
今年は何処かでお会いできると良いですね!

「nine」のラストについてですが…。
グイードが死んだって解釈、驚きました。
そんな発想、申し訳ありませんが、思ったこともありません。

CDの歌詞カードのルヴォーのインタビューに
「女性たちが彼を救い出す役割を果たす」といったニュアンスが
ハッキリ書かれています。

ルヴォーのポストトークの日も見に行ったのですが、
もう内容をほとんど覚えてない…。

G2版でグイードが死んだと思ったのなら、どういう意図で演出したのでしょうね。

「Getting Tall」→「大人になる時」(前回の訳です)。(追記「大人になると」でした)
今回何て訳してたか覚えてませんが。
その後のグイドの歌も「あの愛を忘れてた」(妻に対して)と「お互い一人で大丈夫」(リトルグイードに対して)という歌詞が出てきます。
どこをどうしたらグイードが死んだというラストになるのか…。

ラストの歌詞「You'll be forty and I'll be Nine…」(BW版の歌詞カードより)
それを「君はまどろみ、光が云々」(済みませんが、正確に覚えてません)と訳すG2版ですからね。

83年の日生で見たバージョンのラストが、一番判りやすいかも。
白の衣装に変わった女性達の中で、黒の衣装のグイードとルイーザが、
上手と下手からそれぞれ走ってきて、舞台中央で抱き合うというラストだったと思います。

今、CDを聞いてるのですが、感動がよみがえると共に、G2版への怒りがまたわいてきました。

お返事ありがとうございました。
私も、ルヴォー版を見た時はグイードが死を選ぶとは全く思わなかったので…
あの舞台に関しては、自分の感覚は間違ってなかったのだと思えて、安心しました。

私が初めて観劇したのもルヴォーのポストトークの日でした。
確か「照明について」と、「サラギーナが9歳のグイードに会った時、握りしめた拳からさらさら…と落す赤い砂の意味(確か「passion」だと答えられていたと思います)」、「舞台上でのアクシデント」について質問があったような記憶があります。

もし同じ日だったとしたら、ずっと前に私たちは同じ時間を劇場で生きていたんですね。

今年、ほんとうにどこかの劇場でお会いできたらいいなあと思います。
再演WIWはご覧になるのでしょうか?
私は初演を見ていないので、もしご覧になるのでしたら
花梨さんの感想をとても楽しみにしています。

花梨さん、明けましておめでとうございます。
新年早々、私の言葉不足でお騒がせしてしまったようで、申し訳ありません。

私のほうのブログのコメントでもお返事しましたが、
グイドの自殺が未遂だったのか完遂だったのかは、
私にはよくわからなかったんですね。
小さなグイドの「友達の作り方を教えてあげる」(だったかな?)という歌詞の意味も、
上手く捉えることができなくて。
最後にルイーザと向き合う時も、二人の視線は最後の最後で合っていなくて、
二人の関係が修復されたのかどうかも良くわからなかった。
女性たちがグイドを救う、というニュアンスは、
逆に私は全く受け止めることはできませんでした。
関係は全て壊れているように思ってしまったので。
現実と幻影の境界が最初から最後まで曖昧な印象だったのと、
それぞれの女優さんたちに目を奪われて(笑)、
物語を俯瞰することができなかったことが、
そもそもこの舞台に対しての私の敗因で、
たぶん、私はこの舞台を理解できていないのだと思います。

楽曲はとても好みだったので、もしCDがあるなら聴いてみたいな、と思います。
花梨さんがお聞きのCDはまだ入手可能ですか?

なんだか言い訳みたいで申し訳ありません。
これに懲りず、今年もおつきあいくださいねv
どうぞよろしくお願いいたします。

みずたましまうまさま、こんばんは。
またもコメントありがとうございます!

私の場合は83年に一度見ているので(それを結構覚えてるということは、余程印象深い舞台だったのでしょう)、
ラストはグイードとルイーザが抱き合いますし、そのイメージで見てますので。
機会があったら、83年版のパンフをお見せしたいです。
ルヴォー版とは違った意味で、ゴージャスで美しい舞台でした。
ルヴォー版の方が、より「愛の物語」の色は濃いと思いますが。

ポストトーク!同じ日に見てたなんて!
サラギーナの赤い砂について、解説していたのですよね。
「passion」が思い出せなかったので、教えて頂き嬉しいです。

再演WIW見ますよ。
前回は演技力を要求する演出に、演技派のミュージカル俳優の方が上手く応えていて、素晴らしい舞台になっていましたが、今回はどういう舞台になるか…。
今回は役者さんは変わりますが、演出は同じ方ですので、方向性はブレないと思ってます。

恭穂さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
却って落ち込ませてしまったようで申し訳無いです!
私の言葉が足りなかったようで…。

恭穂さんのBLOGにも書かせて頂きましたが、恭穂さんの感じたことか全てだと思います。。
どんな感想を抱こうと、それは観劇した観客の自由なのですし。
私は過去観劇した印象で、グイードが自殺して終わるというラストは、あり得ないという先入観で見てますから。

G2版のラスト、コメントを拝見して思い出しましたが、確かに最後二人の視線は合ってませんでしたね。
そもそも今回のG2版、冒頭に意味のないコントを延々と入れたり、演出して何がやりたいのか私にはさっぱり判りませんでした。

ルヴォー版のラストについては、下記を見ると判りやすいと思います。
http://www.1101.com/nine/2005-06-09.html
『Getting Tall』は、「大人になると」でしたね、済みません。

CDはtptのサイトで買えます。歌詞カードは付いてません。
http://www.tpt.co.jp/shop/index.html

ルヴォー版の訳詞も「直訳すぎる」と当時不評だったと記憶してますが、G2版より意味はきちんと伝わると思います。

私の方こそ、新年早々済みませんでした。
懲りずに今後もお付き合いして頂けると嬉しいです。

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