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Nine The Musical その1

改めてきちんと感想。
ただ今年一番の辛口感想になるので、不快な方はスルーして下さい。

前提としてG2演出は比較的好きな方です。初期のMOTHERの公演はかかさず見てました。
最近はG2さんの演出作品が多くて半分くらいしか見てませんが…。

「nine」は作品として本当に面白いから、G2版でも十分良く纏まっているとは思いますが、その上で今回は演出が酷いと思います。

今回の謳い文句が「あの「NINE」が、まったく新しい「Nine」として蘇る。」でしたが、どこが新しい「NINE」なのか、製作者に聞いてみたい。
あのチープなセットが新しいのか?安っぽいドレスの数々が新しいのか?横滑りするソファーが新しいのか?
制作費無さすぎでしょう。しかもチケット代12000円…。製作会社は演劇ファン舐めてるのか?

黒一色の衣装とか、白に変わるところとか、まんま83年の日生版だし。
前回も書いたけど、クラウディアの着ていたコートは、83年の上月さんの衣装にそっくり。
スパのマドンナは髪型といい、ぴったりしたコスチュームといい、83年のMIEのクラウディアそっくり。
同じようなコンセブトで上演するのは良いと思うけど、あえて違うキャストに似たような衣装とか、どうにもやり方がセコいというか。

83年の日生、親が行かれなくなったチケット貰って行った子供の自分。
大感動しておこずかいはたいてパンフも買ったので、今でもきっちりパンフで舞台写真が確認出来ます。
オープニング女性達を段差の上に立たせて、ポーズ取ったり、グイードが指揮したりとか、確かありましたね。
(よく覚えているなぁ、自分)
もちろん83年版、今回の10倍くらいお金かかってますけど。

83年版なんて見ているお客いないと思っているのかな。
丁度細川俊之グイードに、MIEさんと上月晃さんが絡んでる写真があるから、舞台写真載せたいくらいですよ。
作品に対して、新しい解釈とか、アイデアとかが浮かばなかったから、とりあえずルヴォー版は見ている人多そうだし、では昔の演出からちょこちょこアイデア拝借っていう意図が見えて不愉快。
それで「新しいNine」なんて、恥かしくないのかと。

一応期待を持って客席に座ったのですよ。
鐘が鳴って、舞台がはじまるのを楽しみにしてました。
でもオープニングの延々と続く詰まらないコントで、一気に覚めました。
コントが新演出なのでしょうか。しかも長すぎる。さっさと Overture聞かせてよ。
楽曲のアレンジも変に軽くて、薄くて。コレってベニスが舞台なんだよね?
イタリアの欠片も感じられなかった。

「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」の時は、イタリア語に拘っていたのに、「Nine」はどうして?
ルヴォー演出を排除しようとして、作品の大切な所を見失っている。

韓国で上演された「nine」も見ました。ルヴォー版の演出の良い所取りという感じでしたが、非常に面白かったです。
韓国語は全然判りませんが、とにかく感動した!

それと一番最後の訳詞はどういう意図なのですか?
「まどろみ」と「光」って…。(だったよね?)

この時期予定されていた「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」の上演が、どういう理由が判りませんが中止になって、横滑りで入ってきた企画なのでしょうね。
G2さんの演出した過去のミュージカル作品は、好き嫌いはあると思いますが、演出家の拘りや思いが感じられて、私はいずれも好きでした。
こんな事なら、そのまま「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」が見たかったです。

出来が多少悪い舞台でも、製作側の意気込みが感じられれば、ここまでアレコレ言いたくはならないのですが…。
新しい演出のアイデアが無いのなら、韓国版みたいに「良い所取りの演出」でも良いのに。作品の本質はしっかりしてたし。
練り上げ不足で、終始「やっつけ」感が漂う、一番私が嫌う舞台でした。

続きます。

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コメント

改めてお邪魔します。


練り上げ不足でやっつけ感漂う舞台、これも同感です。

私は花梨さんほど沢山の舞台も観ていませんし、G2さんの演出も初めて観ました。
ルヴォーのナインがただ好き、あれがナイン作品の初観劇なので、
ファースト・インプレッションによる過剰な期待が含まれた目線で観た自覚はありますが、
それにしても、演出、主役、音楽のアレンジに「?」の付く舞台でした。


まず、宣伝美術からして「?」
ウェブサイトを観ていると、テーマの「9」がどう観ても「9人の女だから」に見える気がします。
観劇しても、結局グイードのトラウマになった「9歳の体験」が浮き出てる演出とは思えませんでした。
(ここらへんは、モーローとしてて記憶がないだけかもしれません)


主役の方に関しては、上手く歌おうとすればいいと言うものではないのだなあ…と言うのをしみじみ感じた演技(?)でした。
途中で、ミュージカル観にきてるのか、松岡くんのコンサート観にきてるのか分からなくなりました。
出だしで、指揮棒を降り出した辺りで嫌な予感はしましたが、
「40歳で迷える、子供のような大人になりきれてない、でもチャーミングな男」という役所に説得力がなかった気がしました。
なにより、私自身が魅力的だ、愛嬌がある男だわ〜と感じられなかった。


音楽は、あまり気になりませんでしたが、個人的に楽曲として一番好きな「The Bells Of St. Sebastian」に、ラテンチック?(ボサノバ?)っぽいアレンジが入ってて興ざめでした。


セリフも女性陣の「〜だよ。」という語尾が、
しかも、ルイーザ・クラウディア共通してしゃべっていて
品のない印象と、セリフでの個々のキャラクターが書き分けられてるかも「?」


総合したら、勘ぐちゃって勘ぐちゃって、
スポンサー・タレントプロダクション・前回のルヴォー演出のナイン・予算・・・
いろいろな物に振り回されたあげく、納得できないままに「えいやっ」と出しちゃったのかな?という印象が残りました。
あと、「なぜ彼がグイード?」という疑問も。
あとは、新妻さんカワイイな〜という所でしょうか。
でも、ルイーザとしてのキャスティングが合ってるかどうかは、やはり疑問です。


長々と、大変失礼しました。
このコメント、公開されるか削除されるか、お任せします。
削除いただいて全然かまいません。
本当に、長々と失礼しました。
花梨さんが、バッサリ切ってくださるの楽しみにしてます。

大変興味深く読ませていただいています。(みーこさんのコメントも興味深いです)
続き、お待ちしていますね。


訳詞もいまいちだったんでしょうか?
ルヴォー版で唯一、青井さんの訳詞だけは所々?だったもので(SimpleとかGland Canalとかですね…)
G2さんはライト・イン・ザ・ピアッツァの訳も良かったし
そこは結構期待してたんですが。


>G2さんの演出した過去のミュージカル作品は、好き嫌いはあると思いますが、演出家の拘りや思いが感じられて、私はいずれも好きでした。
>こんな事なら、そのまま「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」が見たかったです。


私も、アワハウスもライトインザピアッツァも好きでした。
新妻さんも小西さんも2007年から大きく成長されているのを
今年のサイゴンやレミゼで目の当たりにしましたから
今のお二人でもう一度あの舞台を見たかったです。

☆みーこさん、コメントありがとうございます。
凄く興味深く読みました。
削除だなんてとんでも無い!とても嬉しかったです。

今回の舞台の不満がみーこさんのコメントに集約されると思います。

私も次の記事で書きましたが、コンティーニ夫妻が役に合ってなかったですよね。
だから作品がおかしなことになってしまっている…。

それと肝心の「9」のテーマが薄い。
訳詞、最後の辺りとか、ちょっとびっくりしました。

余りバッサリ切るつもりは無いのですが、今回は失望の大きい舞台でした。


☆みずたましまうまさん、こんばんは。

私の記憶違いかもしれませんが、最後のグイードとリトルグイートのやり取り、
「40歳」「ナイン」の部分が、「君はまどろみ」「…は光へ」(…の部分がよく覚えてない)だったのですよ。
青井さんの直訳すぎる歌詞が、まさか懐かしくなる日が来るとは。

アワハウスもライトインザピアッツァも、私は好きでした。
アワハウスはリピートしてしまいました。
ちょっとしたお笑いの入れ方も、あのミュージカルに合ってましたよね。

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