リンク

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 『パイレート・クイーン』とりあえず | トップページ | 『目力(めぢから)対決 田宮二郎と天知茂』 »

『パイレート・クイーン』

『パイレート・クイーン』
2009年11月29日(日)マチネ 帝国劇場 二階前列

開幕したばかりのこの作品。たまたま安く二階前列のチケットが入手出来たので行って来ました。
BWでコケたという作品ですが、ちらしのストーリーを読む限りでは結構面白そう。

一幕はまぁ役者さんの頑張りで何とか見られる。
でも二幕からは、脚本の薄っぺらさでどうにも救いようが無い。

いやー、この脚本は世界中の何処で上演しても、間違いなくコケるでしょう。
本当に脚本が酷すぎる…。なんじゃこりゃという感想しか出ません。
あちらの製作陣は本気でこの舞台が当たると思ってたのかしら。
こんな作品買って来るなよ…東宝さん。

以下、久々に怒りの感想ですので、不快に思われる方は読まないようにお願いします。

どの位この作品を買うのにお金が掛かっているのだろう。
舞台全体には余りお金が掛かってないなぁという印象。(涼風さんの衣装は豪華でしたが)
これでS席13500円か。歌舞伎や新感線が安く感じる。
最近の東宝の作品は、チープな気が。ルドルフは同じ松井るみさんの美術ですが、セット良かったです。

出演者は頑張ってる。
ヒロイン・グレイスの知寿さん、確かにこの役はもう少し若い人の方が合っているだろうが、凛々しくてとても良かった。
何といっても今井さんの父が素敵。歌もたっぷりと聞かせてくれる。
宮川さんはいまひとつ。

だが何といっても山口さん。これはどうにもミス・キャスト。
『レベッカ』の時も破壊力抜群でしたが、その100倍くらい凄い。
合わない役を演じている山口さんも、山口さんのファンも気の毒だ。
クロロック伯爵は良かったのに。

山口さんの役ティアナンは、戦うヒロインを支えるアンドレ的ポジション。
自分を投げ出し囚われの身になる件で、スーパー歌舞伎『新・三国志』を思い出した。
あの作品も戦うヒロインと、それを支える男。
自分の身を投げ出し捕らわれの身になる関羽様の姿に、泣けたなぁ。

今回特に厳しい感想を書いてしまうのは、恐らくこの作品が高いお金で海外より輸入されたという事。
スタッフの方も来日されていたようですが、滞在費含めお幾らくらいのお金が掛かっているのでしょうか。
同じ駄作なら日本人の製作の舞台を見る方が、まだここまでの不快感は無い。
松竹さんが『新・三国志』のDVDを英語字幕で出してくれてたら、「これでも見ろ!」と送り付けたい。
ああもう『新・三国志』の爪の垢でも煎じて飲んでくれ…。
もちろん過去のスーパー歌舞伎には、いまひとつの作品もありましたが、『ヤマトタケル』とか日本が世界に誇れる舞台だと思います。

話が脱線しました。
私は世界史には疎いのですが、民族や宗教の対立って、根が凄く深いと思う。
(日本人には特に理解が難しい問題)
幾らお芝居とはいえ、女二人で話し合ってちゃんちゃんと解決って何ソレ。
しかも禅さんあっさり失脚。ラスト辺りは見ててポカーン状態でした。
エリザベス女王が駄目君主にしか見えない。禅さんと涼風さんは良かったですよ。
グレイス・オマリー。凄く興味深い人生を送った人らしいのに、何でこんなことに。

政治問題もですが、グレイスとティアナンの恋愛物語も中途半端。
『ウーマン・イン・ホワイト』も、脚本はやや弱かったですが、姉妹二人と一人の男の三人の恋愛物語にときめいたものだった。

せめてグレイスとティアナンをもう少し若い人にして、大幅改定(無理だけど)したら、もう少しまマシな作品になったかも。
アンサンブルさん含め、関わった日本のスタッフ、キャストの方々は、きっと凄く頑張ったのだろうな…。
幕開けてすぐの観劇でしたが、舞台全体はしっかり纏まっていた。

来年の新感線の『薔薇とサムライ』は女海賊ものらしい。
こちらの方が楽しそうだ。バカバカしくも豪華な作品になっているでしょう。
S席12,500円は良いとして、A席10,500は相変わらず強気な価格設定だなぁ。

『パイレート・クイーン』

脚本:アラン・ブーブリル/クロード=ミッシェル・シェーンベルク/リチャード・モルトビー,Jr.
音楽:クロード=ミッシェル・シェーンベルク
歌詞:アラン・ブーブリル/リチャード・モルトビー,Jr./ジョン・デンプセイ
出演:
保坂知寿(グレイス・オマリー) 山口祐一郎(グレイスの恋人・ティアナン)
涼風真世(女王エリザベス一世) 今井清隆(グレイスの父・族長ドゥブダラ)
石川禅(エリザベスの側近・ビンガム卿) 宮川浩(グレイスの夫・ドーナル)

« 『パイレート・クイーン』とりあえず | トップページ | 『目力(めぢから)対決 田宮二郎と天知茂』 »

芝居・ミュージカル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/193925/32431353

この記事へのトラックバック一覧です: 『パイレート・クイーン』:

« 『パイレート・クイーン』とりあえず | トップページ | 『目力(めぢから)対決 田宮二郎と天知茂』 »