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宇田川心中

劇団1980・新宿梁山泊 合同企画公演
『宇田川心中』

青山公園南地区広場特設テント

作:小林恭二 演出:金守珍

開演7時で、終わったら10時半くらいでした。
長丁場です。特に桟敷席の方は覚悟が必要な観劇。

いやー、長くても、めちゃめちゃ面白かった!
カットされた部分を合わせると5時間超えるとのことですが、5時間超えでもぜひ観たい。
とはいえ体力の無い自分は、今度は桟敷では無い所で見たいが。
歌舞伎好きなら、かなり楽しめます。
現代版桜姫も、このくらいのクオリティだったらなぁ…。

以下ネタバレ有り。

宇田川町の小間物屋のはつと道玄寺の僧・昭円の恋を軸に、女装の盗賊・桜丸、桜丸と契りを交わしている盗賊仲間・栄三郎、好色な高層などなど、複雑に絡み合う物語。

そのはつと昭円が実は兄弟で、そのことを知ったやはり実は兄弟だった桜丸が刀を振り下ろそうとしたりと、実に楽しい。
もちろん黙阿弥も芝居に出てきます。川に飛び込んで心中とか、他にも色々。
近松・黙阿弥・南北あたりに熟知していると、凄く楽しいかも。

ああ、そうだ。「天保十二年のシェイクスピア」のような構成、元ネタの取り入れ方、消化の仕方が近いかも。
元ネタを全て歌舞伎通の人に解説して欲しい!

「三人吉三」では、お坊もお嬢も追っ手に追われ、おとせと十三郎もお互いの悲劇を知らぬまま死を迎えるが、この芝居では未来に希望を持たせているのも良い。
桜丸と栄三郎は堅気になろうと決意し、はつと昭円は自分たちの運命を全て受け入れ、来世で普通の恋人として出会うことを約束し死を選ぶ。

ラスト、開いたテントの後ろには、紅葉する木と長い階段。そこに立つ若い二人の恋人は、格別に美しかった!

そうなのよ、テント芝居はこれじゃなきゃ!
水がかかろうが、お尻と足の感覚が無くなろうが、大満足でした。
一幕がややダレるのと、亡者の造詣が好みで無い点を除けば。
あと脇の女優さんの着物と帯が、ぐちゃぐちゃだったのはちょっと気になった。
もう一度見て、もっと色々深いところを感じたいのだが、桟敷にあの長時間座る根性と体力はもう無い。残念だ。

桜丸役の亀田佳明くんがとても良かった。セットも美しい。
とりあえず「カブキの日」と「宇田川心中」を読まくなては。
読売新聞で連載してたのに、毎日ちゃんと読めば良かった。
「悪への招待状」は家の本棚のどこにあったかな。

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