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ちっちゃなエイヨルフ

ちっちゃなエイヨルフ
2008年2月11日(水)13:00
あうるすぽっと

作:ヘンリック・イプセン
演出タニノクロウ(庭劇団ペニノ)
美術:朝倉摂
上演台本・プロデューサー:笹部博司
出演:勝村政信、とよた真帆、野間口徹、馬渕英俚可、マメ山田 他
主催:メジャーリーグ

あらすじ(公式HPより)
ノルウェーの片田舎。この町の有力者の娘リタ(とよた)と学校の教員でもあり、作家でもあるアルメルス(勝村)には、足がビッコの9歳の息子エイヨルフがいる。2人は、息子の家庭教師を、アルメルスの腹違いの妹アスタに頼んでいる。また、このアスタの事を好きな近所の土木技師ボルクハイムは、アスタに会うため、よくこの家に顔を出す。

ある日、鼠ばあさんなる、ネズミ駆除を請け負う老婆が、「厄介ものはいないか、厄介ものは、あたしが駆除してさしあげよう。」と、この一家を訪れる。一家は気味悪がるが、エイヨルフは、まるでハーメルンの笛吹きのように、この老婆について行き、海でおぼれ死んでしまう。

かくして、このドラマは、ベールがはがされ、一気にそれぞれの内面が露出していく。

いやー、イプセンという人は、ほんっとにいやらしい戯曲を書くなぁ。
登場人物それぞれに抱える、澱のような心が、見ていて痛い。

中心になっているリタとアルメルスの夫婦。
歪んだ夫婦関係だ。女王様のような妻とまるでヒモのような夫。
そんな夫婦の、エイヨルフ。足が悪いが、とても純粋で頭の良い子供。

筋を全然知らなかったのですが、あっという間にその子供が事故死してしまうので、驚いた。
その死を切っ掛けに、危ういパランスで成り立っていた夫婦の関係は、一気に亀裂が走ってしまうのだけど…。

妹アスタを演じた馬渕英俚可さんが、凛とした存在感で素敵。
兄と妹にも、一線を越えかねない危うい関係がそこにある。

勝村さんは妻に対する時、愛する子供に対する時、そして唯一心を許せる妹に対する時。
それぞれ素晴らしい。

もつれにもつれて、ぶつかり合う姿が、悲しく迫ってきた。

各幕ごとに少しづつ変化するセットも良かったし、役者さんの演技力にも大満足。
とはいえ2時間ノンストップ、結構集中力を持たせるのが大変だった。私が病み上がりというのも大きいけど。

今回は私は割引チケットで観劇したが、祭日ということもあり、お客の入りもなかなか。
だがとにかく途中入場が多すぎる!30分以上遅れている人も数人いた。静かな芝居だから、その度に集中力が削がれる。
しかも前方にでかい鼾をたててる人が…。客席最悪だった。

良い芝居だと思うけど、そういった環境での観劇だったからか、いまひとつ心が沸き立たず。残念。

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コメント

>途中入場が多すぎる!
私が行ったときは..平日でしたが、ほとんどいなかったかと。

割引チケゆえ遅れても良いや。って人が多かったんでしょか。
あの手の芝居の途中での入場気分がそがれますよねえ。
(でも私もやらないわけじゃないゆえ....)

harumichinさん、こんばんは。
13:00開演で、開演時間を間違えた人が多かったのでしょうか。
客席はほぼ埋まっていたのですが、とにかく遅れて来る人が多い上に、何故か30分以上たってから入ってくる人もちらほら…。
止む終えず途中入場となるのは、仕方が無いですが(私も遅刻することはありますし)、ちょっと今回は閉口しました。

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