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赤シャツ

青年座「赤シャツ」
2008年11月18日(火)13:30
紀伊国屋ホール 一階席後方

作:マキノノゾミ
演出:宮田慶子

夏目漱石の「坊っちゃん」。誰もが知っている名作。
その中の登場人物、最も嫌な奴である赤シャツ。
赤シャツから見た、「坊ちゃん」の世界。

おもしろかったー。
マキノノゾミ氏の書く世界が、私のツボにとても合っているのかもしれない。

単に「坊ちゃん」という物語の逆説パロデイだけで終わらないのが素晴らしい。
もちろん逆説・坊ちゃんとしても十分おもしろいが。

うらなりとマドンナの婚約にしても、よく考えれば、元々冴えない英語教師とマドンナではどうにも釣り合いが悪いのだ。
土地の名士の娘であり、進歩的なマドンナが、あっさりと赤シャツに乗り換え、赤シャツの意思を無視し、外堀をどんどん埋めていくのが何ともおかしい。

そして本編では正義の味方である、山嵐と坊っちゃん。
彼らはバカがつく程正直な故に、逆に赤シャツは傷付いていくことになる。

そういえば私も子供心に「坊ちゃん」を読んで思った。
最後は暴力振るって、鬱憤晴らしかよ!って。

赤シャツが徴兵を逃れたことによるコンプレックスを、心の奥底に抱えているのも興味深い。
最後暴行を受けた、被害者である筈の赤チャツが、正直な人間は生き辛くなり、私のような人間しかいなくなると言う。
正直に生きることの難しさ、またそれ故の脆さ。いつの時代にも通じる。

昔読んだ時は全く気にしてしなかった点。
坊ちゃん=幕臣、山嵐=会津。台詞の中で山嵐が、会津出身であるとこが強調されていた。深い!
タカジアスターゼが出てきたのも、ツボでした。

次の「MOTHER-君わらひたまふことなかれ」も、ぜひ観たい。

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コメント

花梨様、まいど!
OH!ご覧になっていらっしゃる!しかももうUP!
「坊ちゃん」のスピンオフでしたね!
「ベルばら」で外伝物としての楽しさに味を占めたのですが、こんなに面白かったとは!
泣いちゃったりもしたし…。
私は原作の話題をやっと載せましたぁ。
マキノノゾミは「東京原子核クラブ」といいこれといい、MOP作品の時よりビビビッと来ました(笑)

かしまし娘さま、こんばんはー!
おお、同じ芝居を見ていたのですね。
感動を共有出来るのは嬉しいことです。

私も「東京原子核クラブ」、大好きです。
マキノノゾミさん、良いですよね。
そういや朝ドラも真面目に見てましたよ。

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