リンク

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 燐光群『戦争と市民』 | トップページ | オペラ・ド・マランドロ »

青年座『MOTHER』

青年座『MOTHER~君わらひたまふことなかれ』
2008年11月30日(日)13:30

作 マキノノゾミ
演出 宮田慶子
出演 
キムラ緑子、山路和弘
綱島郷太郎、奥田達士、川上英四郎、田島俊弥、
遠藤好、那須佐代子、大家仁志、田中耕二、永滝元太郎

与謝野晶子&鉄幹夫婦を中心に、北原白秋、石川啄木ら明治の歌人たちの物語。

青年座のマキノノゾミ 三部作のラスト。
本日千秋楽ということで、カーテンコールではマキノノゾミ氏、演出の宮田慶子さんも登場。

いやー、やはりマキノノゾミ作品はいいわ~。

有り余るほど才能とある妻と、その才能を見出しながらも、才能が枯渇していく夫。
ぶつかり合いながらも、それでも上手くいってしまう夫婦。
途中夫が疎ましくなってしまう晶子がリアル。その苦悩があるから、ラストが生きる。

白秋・啄木の詩への想い、苦悩。アナーキストたちの戦い。
これらは案外さらっと描かれているが、私が好きだったのは、梅雨の与謝野家にひょこっと現れる、菅野須賀子の亡霊。
女性アナーキストで、晶子の詩を深く愛し、明治末期の大逆事件で処刑されて女性。
亡霊になって、晶子と楽しそうに会話しているのが、おもしろい。演じている那須佐代子さんも、軽妙で良かったなぁ。

それと日本の舞台らしく、季節の描写が美しかった。
真冬、真夏。何といっても前述の梅雨。舞台が明るくなった途端、部屋の中に干されている洗濯物の山!一瞬で梅雨と判る。
日本の四季は良い。情緒がある。

そして何といっても、晶子役のキムラ緑子さんが素晴らしい。
本当に上手い女優さんだなぁと、改めて痛感。嫌味がないし、とても魅力的な晶子だった。

四季折々の事件やエビソードが描かれる中、この芝居はどうやって終わるのだろうと、ふと思った。
それがあんな洒落たなラストが待っているとは!

マキノノゾミ脚本、凄いです!

« 燐光群『戦争と市民』 | トップページ | オペラ・ド・マランドロ »

芝居・一般」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/193925/25797998

この記事へのトラックバック一覧です: 青年座『MOTHER』:

« 燐光群『戦争と市民』 | トップページ | オペラ・ド・マランドロ »