から騒ぎ
彩の国シェイクスピア・シリーズ第20弾「から騒ぎ」
劇作・脚本:シェイクスピア
演出:蜷川幸雄
翻訳:松岡和子
配役:
ベネディック(貴族の若者) 小出恵介
ビアトリス(レオナートの姪) 高橋一生
クローディオ(貴族の若者) 長谷川博己
ヒアロー(レオナートの娘) 月川悠貴
ドン・ペテロ(アラゴンの領主) 吉田鋼太郎
レオナート(メッシナの知事) 瑳川哲郎 他。
蜷川シェイクスピアのオールメールシリーズ。
シェイクスピアの生きていた時代に戻り、男性のみで上演するシリーズ。
以前見た「恋の骨折り損」が、余りおもしろいと思えず、男性のみで上演する意義を自分の中で見出すことが出来なかった。
でも何となく見てみたくて、ギリギリでチケット確保。鋼太郎さんが見たかったのだ。
大当たり!おもしろかった!!!!!
そしてシェイクスピアはやはり偉大だ。
「冬物語」もあのラスト(死んだ人が実は生きていた)に突っ込みたくなるのですが、今回も突っ込みたくなりました。
今回のキャストだと、マーガレットをヒアローと見間違えるのは無理がありすぎるし、ドン・ジョンの言う事を鵜呑みにするのも単純。
でもその辺りの何故?という点を力技で押し切るのは凄い。
それに男性だけで演じていることで、リアリティが無くなり、御伽噺のような物語に不自然さが無くなる。
オールメールならでは。
セット、そしてオープニングの演出も良い。衣装もセットに映えている。
今回は一階後方だったので、客席通路を歩く役者さんもよく見えた。さい芸はこれがまた楽しい♪
(ネタバレ→ただラストの降ってくる花は、余り美しくなかった。普通に花びらの方が綺麗だったと思う。)
若者4人が、みな頑張っていて、とても気持ちが良い。
彼らを支えるベテラン組もさすが。鋼太郎さん、コメディの方が好きかも。
予想以上に楽しい観劇だった。
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