ミス・サイゴン

ミス・サイゴン　
2008年7月30日（水）マチネ　
帝国劇場　２階席より

別所哲也・笹本玲奈・藤岡正明
岡幸二郎・RiRiKA・泉見洋平・菅谷真理恵

待望の玲奈キム＆藤岡クリス！初見！
もう凄い良かったよー！
別所エンジニアも最高でした。一幕から号泣！
体中の水分が流れ出た気分です。

カーテンコールでタムに無視される別所エンジニアの背中に「どんまい」という感じで、手を添えた藤岡くんがツボ。

別所さんの凄さを再認識した観劇だった。
プレの時に感じた「あ、エンジニアって混血なんだ」という思い。
今回はより強く感じた。

エンジニア役、べっしーには合わないという先入観で見ては駄目なんだな。

初の二階から見て、あの帝劇の広い空間を、きちんと埋めていることに感心。
「ミス・サイゴン」の中の、脇の筋であるエンジニアのドラマが、浮かび上がる。
声を大にして言う、べっしーエンジニアは良い！

そしてもうひとつの重要な脇筋。トゥイの物語。
今日の芝居が素晴らしかったのは、キムとクリスの物語がしっかりとした中心を形作り、
そこに絡むエンジニア、トゥイの物語も、明確だったこと。（でも主役は引き立てている。）
立体的な物語を見せてくれた「ミス・サイゴン」だった。

藤岡くんのクリス、第一声で心つかまれた。
昨日の「LOVE LETTERS」でも思ったが、声が良いというのは舞台では何よりも武器。
「WHY GOD WHY?」の歌声の美しさ！

玲奈ちゃんとの息も本当に合っていて、二人が無邪気に戯れている姿が、可愛くて、それだけに切なくて、一幕で胸が痛くなってしまった。

玲奈ちゃん、取り付かれたようなキムでした。
ちょっと痩せてしまって心配。

演技の相性の良さ？今日の組み合わせ、とても良かった。
とりあえず別所エンジと藤岡クリスを増やすか…。