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王女メディア

『王女メディア』
2008年5月15日(木) 19:30開演
シアター1010 2階席より

作:エウリピデス 上演台本:笹部博司 演出:栗田芳宏
美術:朝倉摂 照明:沢田祐二 音響:高橋厳 衣裳:時広真吾
出演:松井誠  山崎銀之丞  菅生隆之  赤坂泰彦

BW観劇記の途中ですがちょっと中断。本日帰国第一発目の観劇は、大好きな栗田さんの演出作品。
開演も19:30と遅めで、ゆったりした気分で北千住へ。
久し振りのシアター1010綺麗で見やすいわー。(BWのマジェスティック劇場が、案外ショボくて衝撃だったので。)

栗田さんの演出作品は、マクベス07、ハムレットなどは「内に向う」方向性だ。
栗田演出作品では、私はこの「内に向う」傾向の作品の方が好き。今回はシンプルな作りで、私好みの方向性の作品なのに消化不良。
舞台美術、照明の美しさは、さすがと唸ったが。どうも自分の中で納得いかず、以前見たメディアのパンフを探してたら、1983年2月上演坂東玉三郎主演のパンフが出てきちゃったよー。

大幅に脚本を刈り込んで判りやすくしようとしている試みは良いけれど、(赤坂さんの語りは、明瞭で耳に馴染む)ちょっと刈り込みすぎでは?
メディアってこんな話だったっけ?とまず思ったが、今回パンフを買い忘れたので、掘り起こした玉様版のパンフで補完。
イアソンとメディアの過去話、すっかり忘れてたので、芝居冒頭入り込めず苦労しました。

何といっても肝心のメディア役・松井誠さんが、私は全然受け入れられなかった。(ファンの人済みません。)
生で見るのは新感線以来。(野獣郎再演版は、役者さんの力量関係無く、芝居の出来そのものが初演に比べてかなり落ちたので、個々の役者さんの評価は出来ません。ちなみに青山で3回見た感想。)
TVの時代劇等で見るのは、好きな役者さんなんだけどねー。あの膨大な台詞をこなすだけで精一杯な印象。
別に女優さん主演でも良かったのでは?あとカテコで男の素が見えたのも、マイナスポイント。手を振ったりするのは全然OKですが、女のままでいて欲しかった。

イアソンの山崎銀之丞さんもいまひとつ。メディアが一目惚れする美男だし、松井誠さんが割合体格良い方なので、相手役にはもう少し大きい方の方が良かったのでは。ビジュアル面での説得力が…。

と辛口の感想ですが、それでも見る価値のあった良い舞台と思うのは、私が栗田さん贔屓だからかも。試みは良かったけど、やや空回りした印象かな?
舞台美術と照明と音楽には大満足(二階からだったので堪能。)ですが、台詞劇はもう少し小さい劇場で、濃厚な空間で見たいなぁ。一階で見たらまた印象は変わるかも。

しかしパンフを読めば読む程、イアソンはひどい男だ。クレオンも妻子ある男を娘の婿にとか言うなよー。復讐されても文句言えないよ。(四谷怪談思い出した。)
女は怖いというより、人の尊厳を踏みにじる人間は、その罪が自分に跳ね返るべし、みたいな主題に思えたぞ。

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コメント

パンフ買わなかったのですか~?私、この薄さで1000円はどうよ?と思いつつ(表・裏表紙入れて10頁。07年ガラコンといい勝負)栗田さんと出演者の座談会、笹部さんのコメントなどあるので、買っちゃいましたよ~。今度お見せします。右の頬を打たれたら左の頬を差し出せなんて冗談じゃない、打たれたら2倍返しじゃん!みたいなことをどなたかが言っていて、めちゃウケた。人間の本音ですな(爆)

yayaさん、こんばんは。
パンフ、買う気満々だったのですが、すっかり忘れて劇場を後にしてしまったのですよ。
座談会、笹部さんのコメント、読みたかったー!
それにしても、舞台美術、衣装の美しさは絶品です。

メディアご覧いただき有難うございました。いつも舞台の感想を拝見するのが楽しみです。思えばりゅーとぴあシェークスピアシリーズからのご縁ですね。今回は私にとっても一つの挑戦でした。なるほどと納得という部分もあります。私もまたさまざまな演出家とのコラボもありますから、そちらの方も率直なご意見をお願いします!

時広様、こんばんは。わざわざコメント頂き、ありがとうございます!
いや、もうミーハー観劇オタクの戯言を、関係者の方に読まれていると思うと、冷や汗が…。
メディアはまだ時差ボケの直らない中での観劇でしたので、もう少し体調の良い時に見たかったです。
メディアの衣装、とてもステキでした!カーテンコールの衣装も!セットと照明に映えて、絶妙の美しさでした!

花梨様、まいど!
私のツボにはグサグサきまくりましたぁ。
スタンダードじゃない劇空間にノックアウトされてしもうた。
あまりにも短い上演時間だったし。
ここまでカットできるのか!ギリシャ悲劇~って感じでビックリ。
栗田演出は、右近達のシェイクスピア劇をテレビで観たことがあって、
その時は途中でスイッチ切ったんです(ごめんなさい)
1回で決め付けてはいけないのね…。今回観れてよかったです。

>あとカテコで男の素が見えたのも
アハハ。私もアラ…と思いましたが、劇場の90%を埋めるまこっちゃんファンは、
あれでいつものレロレロモードに入れてホっとしたと思います。もう許す(偉そう)

まこっちゃんの原点は大衆演劇。いつもは芝居とショーの2本立て。
”生きた博多人形”をライヴで是非体験して下さい。
王女メディアより断然キレイです(苦笑)

かしまし娘さん、こんばんは!
笹部脚本は結構大胆にカットしてきますね。
でもナレーターの存在で、その辺りわかり易くしていました。私はもう少し長くても良いかな、と思ったのですが。
栗田演出良いでしょ?能楽堂シェイクスピアシリーズは、とてもお勧めですので、ぜひ夏は池袋へ~♪

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