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さらばわが愛~覇王別姫

さらばわが愛~覇王別姫
3月14日(金)ソワレ 1階後方より

原作:李碧華
脚本:岸田理生
演出:蜷川幸雄
音楽:宮川彬良

出演
程蝶衣(チョン・ティエイー):東山紀之
段小楼(トァン・シャオロウ):遠藤憲一
菊仙(チューシェン):木村佳乃
袁世凱:西岡徳馬

1994年にカンヌ映画祭でパルムドールを受賞した映画「さらばわが愛 覇王別姫」。
余りに有名な作品、それにレスリー・チャンの印象が強すぎて、何故これを舞台化?と思いながら、見に行きました。
パンフレットを読むと、岸田理生さんの脚本はかなり前に書かれたようで、恐らく過去に頓挫した企画だったのだろうと予想。

脚本、音楽、演出はとても良かったです。
冒頭数分は圧巻。とにかく宮川さんの音楽が凄い。耳に残って離れない。
まさに音楽劇。よくいのうえひでのり氏が、「音楽で物語が進むのがミュージカル」と言っているが、宮川さんのダイナミックかつ繊細な調べで物語が進んでいくのは見事!

宮川さんの音楽、以前からいいな~と思っていたので、今後はぜひ、日本オリジナルのミュージカルを!
蜷川さんもぜひぜひ音楽劇といわず、本格的なミュージカルを!

そんな訳で予想以上におもしろかったのですが、演じている役者陣がねぇ…残念…。

東山さん、想像以上に大健闘でした。ジャニーズの人の身体能力の高さは凄いです。
ちゃんと形になっていましたし、所作も綺麗でした。

でも帰宅したら玉三郎さんと昆劇の合同公演の映像がニュースで流れてて、あああああ、余りにも違いすぎると愕然となってしまった…。
まぁ玉様と比較する方が悪いのだけど。

スタッフ側がとても良かっただけに、それこそ玉三郎さんクラスの役者さんだったら、大変な名作になったろうな…。
いや、東山さんは本当に大健闘でしたけどね。公演重ねていくと、もっとよくなりそう。歌もなかなか良かったし。
ただ京劇の歌の部分。何で吹き替えにしない?高い裏声で独特の節で歌うのはさすがにハードルが高かったにうで。これだけがホント惜しかったので、吹き替えで良かったと思います。(映画も吹き替えだし。)

遠藤さん、好きな役者さんだけに、ちょっとがっかり度が高くて。話が進むにつれて、演技部分では心を掴まれたのだけど、いかんせん歌が下手すぎて。歌カットしてください、お願いだから。

ミュージカルというと語弊があるけれど、音楽劇だって歌うことに変わりは無い。
私がはじめてミュージカルを見てから、すでに20年以上経過しています。
そろそろ日本の演劇界も、歌の訓練を積んでいない役者さんに、舞台で堂々と歌わせるという愚から脱して頂きたいものです。(幾らエンケン好きでも、あの歌は許容出来ません。)

西岡さん、竜さんは圧巻。
西岡さんは『IZO』から間があいていないのに、素晴らしい存在感。

演出面では旗振ったり、アクロバットがばんばんあって、『新・三国志』のようでした。
でもこの京劇風の旗の使い方等は、猿之助さんに一日の長があるなぁ。

主役二人を歌舞伎の人で、再上演したら、またおもしろそう。春猿さんで見たいなぁ。

脚本にも概ね満足(言葉が綺麗)ですが、、もう少しじっくり描いても良い部分かも。あとラストには納得いかん!映画のラストが鮮烈だったからなぁ。原作本も劇場で買った。これから読みます。

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コメント

花梨さん、こんばんは!
この舞台の感想、私ととっても近くって、
うんうんと頷きながら読んでしまいました(笑)。
音楽劇がどんなものなのか理解できていないのですが、
それでもやっぱり歌唱力は絶対必要だと思うのです・・・!
美術も音楽も照明も雰囲気も素敵だっただけに、
ちょっと不完全燃焼な気分?(え)
春猿さん、一度だけしか観たことがありませんが、
私も春猿さんの蝶衣、観てみたいなあ、と思いました。
きっととっても綺麗で可愛いだろうなあv

恭穂さん、こんばんは。
私は結構「覇王別姫」は楽しんでました♪京劇部分を除けば、東山さん大健闘でしたし。

ただ音楽劇でもミュージカルでも、高いチケット代とってるお客の前で歌うのだから、
最低線のレベルはクリアして頂きたいものです。

それでもまだ宮川さんの音楽が、頭の中をぐるぐる回ってます。

映画版も全く観ていないで、玲小姐さんにお借りした映画のプログラムで直前に予習して観劇しました。
やっぱり映画とは結末含めてずいぶん違うようですが、休憩なしの約2時間の舞台はけっこう堪能できました。
私はミュージカルよりも音楽劇は割り切って歌がうまくなくてもいいやという感じで観ています。特に小樓役の遠藤憲一の歌は壊滅的でしたが、プログラムを読んだだけでもこの役はもうカッコよくないから期待なし状態になっていたのであまり苦になりませんでした。その分、ユアンの西岡さんがよけいに素敵に見えたし、しょうもない男に惚れた蝶衣と菊仙の悲劇が際立ったような気がします。
連動企画の映画は4/10に観る予定です!

ぴかちゅうさん、こんばんは。
舞台の方向自体は結構好きですが、ミュージカルではなくて、音楽劇と銘打てば、歌えなくても良いことの免罪符になっているのは、私はおかしいと思います。
チケット代が半額くらいならまだ許せますが、今回はミュージカルと変わらない金額だった訳だし。
ただ小樓は魅力的に描かれている場面が、ことごとく舞台版ではカットされていたのが残念。菊仙も薄い描き方だし。
二時間の舞台だから仕方無いのですが…。
映画と原作はまた結末が違って、興味深かったです。

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» 08/03/28 蜷川版「さらば、わが愛 覇王別姫」 [ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記]
{/heartbreake/} 「さらば、わが愛 覇王別姫(はおうべっき)」は1993年にカンヌ映画祭パルムドール受賞した頃から気になっていたが、あまりの3時間近い大作ゆえに見逃していた。それが蜷川幸雄の演出する舞台となるからには観なければならない! {/book_mov/} 玲小姐さんに映画のプログラムをお借りして観劇前にしっかり予習して開演を待つ!! ウィキペディアの「さらば、わが愛/覇王別姫」の項はこちら {/heratss_blue/}{/heartss_pink/}{/heratss_bl... [続きを読む]

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