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『シラノ・ド・ベルジュラック』

『シラノ・ド・ベルジュラック』
青山円形劇場 Gブロック前方で9/8(土)観劇

一回目の感想→

戯曲を読んでから、と思いましたが、図書館で貸し出し中でまだ借りられてません。ちら見だけはしたけれど。
なので、ちゃんと確認していないのですが、これだけは声を大にしたい!

シラノが頭に撒いていた包帯ってロクサアヌのハンカチーフだよね?(戯曲指定は無いと思うのだが、どうなんでしょう?)

一度目の観劇では冒頭の判りにくさに不満が募ったけれど、二回目からは50人もの登場人物を上手く整理して、シラノの人となりを現していてる印象。
シラノは「私の心意気だ」と言います。翻訳では「羽根飾」と書いて、こころいきとルビが振っていました。

今回はもう右近さんのシラノが素晴らしすぎでした。確かに一回目の開始20分くらいまでは、右近さんのいつもの「右近節」が気になったけど、今となっては、ホントどうでも良い。
鼻の大きな醜男なのだけど、自分の意思をしっかりもった素晴らしい男性だ。だが恋愛だけは別。その辺りの可愛らしさが実に魅力的で。

二回目の観劇では、意外にもクリスチャンにやられてしまいました。二幕でロクサアヌと対面して、ロクサアヌの心を揺るがしてたのは、シラノの書いた手紙、シラノの心だと知った時の嘆き!
クリスチャンが可哀そうで、可哀そうで、この辺りから涙が止まらなくなった。
そしてそんなクリスチャンの嘆きを知り、その死を目の当たりにした、シラノの心情にも。

シラノの最期、一回目より二回目の方がより迫ってきました。
ロクサアヌが実は自分に愛の告白をし、数々の手紙を書いてきたのがシラノだと知った時。

「貴方でしたのね。」と問うロクサアヌ。
「違います…違います。」となおも言うシラノ。

安寿さんも、右近さんも最高でした。

たった7人の出演者の皆さんの、大車輪の活躍に大喝采。
そして前回書き忘れたけれど、劇中の音楽をたった二人で演奏した、バイオリンとアコーディオンのお二方。
演奏が素晴らしいのももちろんですが、あえて背の低めの女性を選んだのかな?少年のような衣装で、とても可愛かった。

観劇から間があいてしまったけれど、今思い出しても、良いお芝居だったな、と心が暖かくなります。
いやー、栗田演出にハズレ無し!

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コメント

花梨さま
あの包帯、私もあの戦場のロクサアヌのハンカチなのでは?と
思っていたんです!わ、ちょっとスッキリ。
「羽根飾=こころいき」ってそうだったのですね。プログラムの
座談会の右近さんの発言がそう書いてあったので「??」と
思っていました。戯曲読まなくちゃ、だわ。

ほんとにいいお芝居でした。
ぜひ再演していただきたいし、それもこのメンバーでお願いしたいです。

花梨さん、こんばんは。

旧ブログの頃、一度だけお邪魔しました(汗)
いつも、花梨さんの細やかな観劇感想、楽しみに拝読しています。
『シラノ』・・・様々な分野の方々のテイストが溶け合って、とても素晴らしい舞台でした。
江戸前・右近シラノの、最後まで男のロマンを貫いた生き方に引き込まれ、最後の“羽根飾(こころいき)”にも、ただ涙・涙・涙・・・

たとえ顔は醜くとも、心の底から湧き出る美しいシラノの言葉に、心を揺さぶられた舞台でした。

TBさせてくださいね。

スキップさん、こんばんは。
あの包帯、戦場でのロクサアヌのハンカチですよね?同意して頂いて嬉しいです。
最初見た時は席が後ろだったので気が付かなかったのですが、あのハンカチをずっと大事に持っていたのかな、と思ったら切ない…。

良いお芝居だったのに、公演期間短くて残念です。
同じ役者さん&同じ楽隊チームで再演希望です。

秋生さん、こんばんは。私もご無沙汰しています。
人見知りな性格でなかなかコメント残せないのですが、ブログはよく見てます!
コメント&TBありがとうございました。

右近さんの江戸前シラノ、本当に格好良かったですね。生き方が素敵なんですよね。私も最後の“羽根飾(こころいき)”に、ぼろぼろ涙が溢れました。本当に翻訳の方のセンスに脱帽です。

「シラノ・ド・ベルジュラック」の舞台は、赤坂ACTシアターで「ミュージカル・シラノ」で観たことがあります。シラノ:市村正親シラノ、クリスチャン:山本耕史、ロクサアヌ:西田ひかるでした。泣きましたねぇ。山本クリスチャンも可哀相でした。
それと緒形拳が師匠の島田正吾から継承した「白野弁十郎」のラストも「それがおとこのこころいきー」とやるようですね。「こころいき」での盛り上がりで思い出しました。いやぁ、翻訳した方のセンスの良さを賞賛したいです。

ぴかちゅうさん、こんばんは。
市村さん主演のミュージカル版シラノ、あとから「見れば良かった!」と後悔。懐かしの赤坂ACTシアターだったのですね。
舞台はホント一期一会。見逃して後悔してものが多々あります。
今回のシラノも、とても素敵な空間を創っておりましたよ。

こんにちは。
ああ〜、最後のシラノの頭の、ロクサアヌのだったのですね!!1度目見た時は椅子に座ったシラノが後姿だったので普通の布程度にしか見えなかったのですが、2度目にシラノを正面から見た時、レースのようなものに気づいて、ハンカチなんだと思ったのに、ロクサアヌのものだというところまでいかなかった私…。。。あほです。。。
しかも、それを「ロクサアヌのハンカチです!」と全面に押し出さない演出がニクいですね。さすが栗田さん!
今、翻訳された戯曲を読んでいますが、もう、シラノが右近さんなんです。台詞が粋で洒落ていて。1922年に翻訳されたものが、今も活きているのはやはり素晴らしい訳だからなんですよね。
私も同メンバーで再演希望です!
加えて、TBさせてください。よろしくお願いします。

ゆきのさん、こちらにもコメントありがとうございます。TBもありがとうございます。
もうすぐ博多行きで準備でばたばたしており、なかなかブログ訪問が出来ません。ごめんなさい。(読むのは読んでます。)

私も一度目は席が後ろだったこともあり、最後のシラノの頭は包帯と疑いもしなかったのですが、二度目はほぼ正面最前だったので、「もしかして、ロクサアヌの?」と思い凝視しちゃいましたよ。

戯曲も博多から帰ってからになりそう…。

度々ですみません。
書き忘れてしまいましたが、そうです、私も9/8のソワレ、行きました!花梨さんと同じ回の舞台を見られたのを嬉しく思います。
博多、気をつけて行ってらしてくださいね。

ゆきのさん、再度コメントありがとうございます。
博多から帰ったら、ゆっくりブログ訪問させて頂きますね。
バタバタしてて、ごめんなさい!

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