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『ヴェニスの商人』

『ヴェニスの商人』 天王洲銀河劇場 C列下手で観劇

作  :ウィリアム・シェイクスピア
演出:グレゴリー・ドーラン
翻訳:河合祥一郎
美術:マイケル・ヴェイル

出演:市村正親、藤原竜也、寺島しのぶ、京野ことみ
廣田高志、大川浩樹、小林正寛、横田栄司、樋浦 勉、加門 良、椿 真由美、鈴村近雄
遠藤 好、今奈良孝行、菅原さおり、樋口浩二、佐川和正、藤沼 剛、豊田 茂
佐藤仁美、団 時朗、西岡徳馬

何かもう、むかついて、むかついて仕方の無い芝居でした。先週見た『じゃじゃ馬ならし』も、ムカつく戯曲なのだが。

同じ人間に対して、唾吐いたり、犬呼ばわりしたりさぁ。これ見ると、キリスト教徒が大嫌いになるわ。
特にシャイロックの娘ー!&その旦那!(横田さんは素敵だったけど)駆け落ちするのは勝手だが、だからといって親の財産持ってくなよ!しかもそれで豪遊してやがる。ふざけるなー!君達にはモラルが無いのかと問い詰めたい。財産欲しいなら、親に孝行尽くせ!それが人としての正しい道だ。親が嫌いで尊敬出来ないなら、親の財産など一切アテにするな!

全然芝居の感想になってない…。

子供のための「シェイクスピア物語」を読んだ程度の知識の自分。帰宅して読み返したが、シャイロック=悪の図式にしか読めない内容なのだ。しっかりとした作りの舞台を見て、「間違っている…」と痛感。

果たしてこの戯曲の書かれた意図は?差別を増長させる為なのか?差別している自分達の姿を舞台で見せつけらる為なのか。

無宗教の一般的な日本人である自分には、どうにも理解し難いのだ。これが喜劇って言われてもねぇ…。バサーニオにも、ポーシャにも、全然思い入れが出来ないです。

アントーニオの見方はちょっと変わりました。自分の正義感に酔ってる小物という印象。しかもバサーニオとのゲイ関係を強調してくれたので、バサーニオの為に借金をし、苦境に陥るのが、とても説得力があった。
(冒頭のガウン一枚の登場って、モロ想像過多してしまうのですが。)

ボーシャはもう少し若くて、凛々しい女性の方が良いかな(バサーニオとのパランスを考えて)と観劇中は思っていたのですが、金持ちで気位が高くて、婚期逃してかけてる年上女性が、貧乏でちょっと男の恋人いるけど、まぁ別れてくれそうだし、美形だし、自分の言うこときいてくれそうな相手だから、この辺で手を打つか、というシチエーションだったかと思うと、もの凄く説得力が…。

とはいえ結局シャイロックの哀れさが、際立った舞台という印象。集中して見すぎて、頭がホント疲れました。

【追記】 この日求婚者の場面で藤原くんの鬘が飛んだ。ホントにアクシデントだったみたいで、佐藤仁美さん、笑いが止まらなくなってしまってた。
生演奏が先日のシラノに比べると、おちるな~。
開演前のロビーの様子が見られなくて残念だった。

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芝居・一般」カテゴリの記事

コメント

同じ日だったんですね。
私は、当時迫害・差別されていたユダヤ人であるシャイロックをグレゴリー・ドーランの描き方は、弱いんじゃなかな?と思った作品でした。
一方ポーシャが、賢すぎで冷酷、いやみにも思える女性に思っていたのですが、これまた違っていて・・
面白かったんです。
改めて、文字をよんで私の中で「ヴェニスの商人」の世界を描いてみたいと思いました。

花梨さん、こんにちは!
私も観ていてとても辛い舞台でした。
花梨さんのポーシャ評に激しく納得です!!
それにしても、共感も出来る登場人物がひとりもいない舞台というのは初めてでした(笑)。シャイロックの描き方で、きっとずいぶん印象が違うのでしょうね。不快だけど、でも、舞台としては良く出来ていたのかなあ・・・? 個人的には、蜷川さんのシェイクスピアの方が好きですが(笑)。

harumichinさん、こんにちは。やはり同じ日に観劇でしたね。
子供の為にシェイクスピア物語の知識しかない私には、余りのユダヤ人差別に唖然でした。しかも最後改宗させてハッピーエンドって、えええ???ひどすぎる状態。
ポーシャはもっと凛々しいイメージだったので、意外でした。
アントーニオとバサーニオの愁嘆場を目を白黒させて見ていたポーシャ。あの夫婦はこの後一体…、と余計な心配をしてしまいました。

恭穂さん、こんにちは。
恭穂さんの感想も読みましたが、ホントに何故これが喜劇に分類されるのか、もちろん喜劇的な場面も多々あるのだけれど、それよりも人を人とも思わないキリスト教徒の嫌らしさの方が、どうしても目についてしまいました。日本人には難しいですね~。
シェイクスピア、私もそれ程見ている方では無いのですが、今一番好きなのは、栗田さん演出のりゅーとぴあシリーズかなぁ?
蜷川さんのオセロとリア王は行きたいです。

私も先日観てきました。
なんとも言えない、後味の悪さが残った内容でしたねねぇ。
ユダヤに対する迫害を目の当たりにして、
私もかなりムカついてましたよ。(笑)

>シャイロックの哀れさが、際立った舞台という印象
本当にその通りでした。
最初はイヤな奴だと思っていたけど、
次第に気の毒に思えてしまいました。

この作品を蜷川演出で観てみたいです。

麗さん、こんばんは。
コメント返しが遅くなり、ごめんなさい。

宗教観が前面に出た舞台って、どうも日本人には理解すぎらい面が…。子供向けの本だと、シャイロック=悪の図式になってるのですよね。

ところで後から反芻したら、印象的なのはむしろアントーニオとバサーニオの関係だったりします(笑)

お見舞いコメント有難うございましたm(_ _)m
千穐楽で観てきました。劇団四季で観て以来2回目の「ヴェニスの商人」で演出は全く違います。今回は、前回納得がいかなかったこともすっかり納得できて、そうなるとすっかりと人物像も違って見えて、のめりこんで観てしまいました。
やっぱりアントーニオとバッサーニオの関係をしっかり愛人関係にしてもらったのでポーシャのやきもちを焼きながらの頑張りが可愛く思えてきて、最後に勝利者になったポーシャと愛を失ったアントーニオの対比もきき、せつなくて胸キュンでした。シャイロックとアントーニオの共通性にも思い至って思い返しては反芻してという舞台となりました。
TBがうまくいかないんで以下にURLを書かせていただきます。しっかりお目通しいただけたら嬉しいです。http://blog.goo.ne.jp/pika1214/e/44fa8a1668732cc95f1daac451215f2a

ぴかちゅうさん、こんばんは。
最近多忙で、ブログもろくに訪問できず、申し訳ありません。

「ヴェニスの商人」、いつの間にやら千秋楽なのですね。とても良い舞台でした。
そうそう!アントーニオとバッサーニオの関係がしっかり描かれていたので、アントーニオが苦境に陥り、なおかつそれを受け入れようとする姿にも、とても納得いきました。

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» 07/09/30 「ヴェニスの商人」東京千穐楽グレゴリー・ドーラン賛!(追記!) [ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記]
{/choki/} 「ヴェニスの商人」を舞台で観るのは2004年10/28に劇団四季で観たのが初めて(プログラムに挟んだチケットで確認。検索して記事を探したがブログを始める前だった)。日下武史シャイロックを観にいったのだがそれはそれは見事で、作品もシャイロックの悲劇という仕上がりだった。 さて今回はシャイロックを市村正親がやるというのでしっかり千穐楽をGET。銀河劇場へはりんかい線の本数が少ないので時間がかかる。こけら落とし公演に一度行って今回が1周年記念公演だし、チケット代も高いのでなかなか手を出... [続きを読む]

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