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エレンディラ

『エレンディラ』 彩の国さいたま芸術劇場
8/29 ソワレ 1階B列 にて観劇。

【STORY】
砂漠に風が吹くとき、その娼婦のテントは突然あらわれる。
伝説の美しい少女娼婦エレンディラを求め、今日も男たちの行列は続く。

翼の生えた老人が語り始める、彼が生涯愛し続けて女性の思い出・・・。
彼の名はウリセス(中川晃教)。そしてその女性とはエレンディラ(美波)。
美少女エレンディラは、冷酷な祖母(瑳川哲朗)に召使のように酷使されていた。ある日、彼女の過失から祖母の家が全焼する。祖母はその“借り”を返させようと、エレンディラを娼婦に仕立てて一日に何人もの客をとらせる。彼女はたちまち砂漠中の評判となり、そのテントの前には男たちが長蛇の列をなす。ある日、彼女はウリセスと出会い、恋に落ちる。駆け落ちするも、祖母に追いつかれて遠く引き離される二人。恋するウリセスは不思議な力を身につけ、彼女を探し当てる。結ばれるために、二人は祖母を殺そうと企てるのだが・・・。
祖母の運命と恋人たちのその後の物語をマルケスと思しき作家(國村隼)が、語りついでいく・・・。

原作: ガルシア・マルケス
脚本: 坂手洋二
演出: 蜷川幸雄
音楽: マイケル・ナイマン

<キャスト>
ウリセス:中川晃教
エレンディラ:美波
老紳士実は作家:國村隼
エレンディラの祖母:瑳川哲朗
語り部:品川徹
ウリセスの父:石井愃一
写真屋:あがた森魚
語り女:山本道子
ウリセスの母:立石涼子 その他

エレンディラを彩の国さいたま芸術劇場で見た。賛美両論ありそうだけど、世界観とかモロ好みで、非常におもしろかった!(美波、脱がせすぎとは思うが。)
出来ればもう一度みたいが、日程的に無理!最初から4時間超えの舞台とわかっていたらね~。
あ、でも4時間、全然飽きなかったですよ。思わぬ最前列観劇だったので、出来ればもう少し後ろで、演出や美術を堪能したいです。

唐突に1982年のサントリー ウイスキー ローヤル「ランボオ」の映像を思い出した。国は違うのだけど、砂漠があって、大道芸人がいて、というシチエーションが。→YouTubeに映像があった!

私が好きな蜷川さんの世界だった。
巨漢の老婆、無垢の存在、広大な土地、異形のもの達の行進。
さい芸の舞台があんなに奥行きがあったとは!広大な土地に延々と続く、異形の行列とか、どこまでも走るトラックとかの造形がとにかく美しい。

「身毒丸」の始まりを思い出す。藤原竜也の衣装も、何の変哲も無い、でも真っ白なシャツだった。ウリセスの衣装も白いシャツ。
猥雑な中のピュア。
若い二人がとにかく頑張ってた。ラブシーンも生々しさがなく、綺麗。ただ美波さんは正直脱がせすぎ。あそこまで裸体を晒さなくても、と思う。2場面くらいで良かったのでは?と思う。ただ目が綺麗で、絶望の表情等、素晴らしい。
瑳川おばあちゃんが凄すぎる。男性が肉襦袢を着て演じることで、「有り得ない」存在が強調されている。

絶対にありえないような世界が、不思議と舞台上でしっかりとした存在感を持っていた。

ごちゃまぜのような世界でおもしろかったが、それだけに上演時間が長くなってしまった。別に4時間でも良いが、三幕、というかラストがとってつけたようで。ちょっと頂けない。
一幕、二幕のアッキーの歌も、余り必要があるとは思えない。それならラストをアッキーの歌で締める方がスッキリして気が。

上演時間に関しては、予想外に長くなってしまったのだろうけど、さい芸という交通の便の悪い場所では無謀。
松竹座での歌舞伎のような幕見システムを二階の後ろ等に作って、チケットの半券があれば、三幕だけ2000円で見せるとか、何らかの救済措置をして欲しかった。

それとひとつ判りにくかったので、詳しい方に教えて欲しいのですが。
エレンディラの一族は、特殊な民族?ワユ族の血を引くとのことだが、だから教会に救われた時に、その教えや考えを嫌って、非情な祖母の元に戻った?
ウリセスは金髪設定だよね。

パンフも読んだが、やはり小説読みたいなぁ。
そうそう、この日のカーテンコールで、アッキーは瑳川おばあちゃんと美波ちゃんにキスしてました(笑)カーテンコール終わったあと、瑳川おばあちゃんがアッキーを抱きしめていたのが、暗がりの中で見えて、得した気分。

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コメント

こんばんは!
私もやっと「エレンディラ」観てきました。
大人向けのおとぎ話、という感じで、いろいろ解釈が出来そうな奥行きのある舞台でしたね。原作の入っている短編集の他のお話の要素も取り込まれていたので、なんだか得した気分だったり(笑)。原作もお薦めですよー。私も「百年の孤独」を読んでみようかなあ、と思っています。

恭穂さん、こんばんは。
ブログ見てきたのですが、「エレンディラ」連続観劇したのですね。凄すぎます!
明日、図書館の開館時間に間に合えば、原作を借りてこようかな、と思ってます。お勧め、ありがとうございました!

「エレンディラ」、勢いつけて長文ですがアップしました!お目通しくださると嬉しいですm(_ _)m
瑳川おばあちゃんの作り物の裸身と美波エレンディラの本物の裸身、鯨のような肥満体とスリムな身体、老いと若さ、支配と服従。この対比がくっきりさせることで描かれていたことがズシンときました。この祖母の役は女優さんよりも男性がやったことで生臭くならなかったんだと思いました。蜷川さん、ここも歌舞伎に学んだかもしれませんね。
予想以上に面白い舞台でよかったです。

ぴかちゅうさん、こんばんは。
私もおばあちゃんは男優さんだったから、生々しくなくて、逆に良かったと思います。
ブログも読みました!民族間の対立の辺りも、とてもわかりやすく、納得しです。

今日帰宅が遅かった為、図書館にも本屋にも行かれずでした…。

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» 07/09/01 「エレンディラ」魂の飛翔 [ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記]
{/bikes/} 彩の国さいたま芸術劇場の「エレンディラ」前楽。休憩2回で4時間という話が聞こえてきて大丈夫かと心配していたら、先に観た友人が「すごいよ蜷川さん!」と感動の電話をくれたので不安が吹き飛んだ。睡眠不足だけしないようにして家から劇場まで自転車で10分! ものがたりはシアターブラバの公式サイトが詳しい(→こちら) {/cloud_sim/} 出演は以下の通り。 中川晃教、美波、國村隼、瑳川哲朗、 品川徹、石井愃一、あがた森魚、山本道子、立石凉子ほか {/star/} 舞台の奥が透けて見え... [続きを読む]

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