リンク

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 「華麗なるミュージカル・ガイド」は別所ファン必見 | トップページ | 2007 レ・ミゼラブル 7/31 ソワレ 速報 »

エクウス(馬) 自由劇場 感想

日曜日に再び『エクウス』を観劇。ちょっとひやひやな場面もあったが、2幕最後はやはり圧巻。ステージシートで泣いてた客は私だ。(先日は最前列センターでぼろ泣き。)泣く芝居では無いのだが、何故か胸が締め付けられる。
この日キャスト表を貰って来るのを忘れたが、多分前回と今回は一緒の方だったと。(四季HPより)

マーティン・ダイサート 日下武史
アラン・ストラング 望月龍平
フランク・ストラング 山口嘉三
ドーラ・ストラング 木村不時子
へスター・ソロモン 中野今日子
ハリー・ダルトン 志村 要(劇団俳優座)
ジル・メイソン 田村 圭
ナジェット 田島康成(劇団昴)
看護婦 岡本結花
馬たち 岡本繁治  芹沢秀明  徳永義満  渡邊今人  森健太郎

まだ市村さんがアランを演じていた頃に一度みた。まだ10代だったので、一番安い劇場の後ろの席で。
もの凄い衝撃を受けた作品だ。生で演じられる舞台とといもの。最小限の演出、舞台装置。そこから発っせられる、舞台役者の無限のエネルギーに圧倒された。(即効図書館で戯曲も借りたな。)
これは映像では決して得られないと感じ、以降、生の舞台にハマりまくる。

暫く四季の舞台は見ていなかった。しかし時を経て、同じ舞台で、再び日下武史氏のダイサートを見ることが出来る、この喜び!

初演は1975年。ジーザスの初演は73年か?この当時の演出家・浅利慶太はとんでもない。現在ならtptで上演されるような、こてこての翻訳ストレートプレイと、新感線のロックミュージカルを、同じ劇団が同時に上演しているようなものだ。(変な例えでスミマセン。)
今から考えると、よくもまぁ、あの時代にジーザス上演したものだ。時代の遥か先を飛び越している。

エクウスについては、とにかく演出が素晴らしい。四季は残念ながらパンフレットに上演記録を載せないので、過去の配役が判らないが、日下&市村コンビは変わらない?初演はナジェットが滝田さんと聞いたが本当?(ネットで検索したが判らなかった。ごめんなさい。詳しい方、教えて頂けるとありがたいです。)
私が見た時は、馬の中に山口さんや榎木さんの名前がありました。

脚本にある程度指定があるとはいえ、あの無駄をきりつめた演出・舞台装置は、主演の二人の役者としての力量を信じて作られたものだろう。
ボクシングジムのよう、とあるが、私には法廷のようにも見える舞台装置。その中に浮かび上がる、金属製の馬。美しいのだ!あの金属で形作られた、馬の造形が良いのだ!これがリアルな馬だったら、がっかりだ。

今回はアランに望月龍平さん。もちろん私は初見。大健闘だった。それでも記憶の中で美化されてしまったかもしれない、市村さんのアランを思い出した。
1幕がいまひとつ物足りない。2幕以降は素晴らしいのだが。登場の時の引きこもりの強さ、少しづづ自分のことを話しはじめ、一幕最後で溢れるような情熱と想い。これがもう少し感じられれば、と思った。
ただ2幕は圧巻。どうしても話題先行になりがちな、全裸の場面もギリギリまで絞った照明で、実に綺麗。綺麗だからこそ、その後起こる悲劇が辛い。

今回最前列、ステージシートと絶好の席で見た。リピートするなら、一度はステージシートが良い。(一度だけでと、視界の問題があるので勧めない。)傍聴席のような作りなので、まるで関係者の一人のような気分で、舞台上の出来事を見ることが出来る。

それにしても、圧巻は全てを語り終わり、自分で勝ち取った眠りに落ちるアランを見つめながらの、ダイサートの語りだろう。
私の一番好きな台詞。ああ、ちゃんと覚えてないや。調べて書き足します。

この最後の語りを聞く為に、チケット代を払っても惜しくないと言えるくらい、胸を抉る台詞です。

残念ながら日下さんは、かなりの高齢だ。二度目の観劇では一幕で台詞が飛んだ。(看護婦役の方と、ジル役の方がプロンプターだった。席がその側でした。)
もしかしたら、今回がダイサートを演じるのは最後かもしれない。

今後、四季にはダイサートを演じられる俳優さんはいるのだろうか?四季の俳優さんに詳しくは無いので、なんとも言えないが、もう一人ダイサードに配役されているのは、客演の方だった。

もし今後四季以外が上演することになっても、この演出を踏まえたものにして欲しい。変に飾り付けられたり、変に生々しい演出だったら、心底落胆するだろう。それくらいこの作品の完成度は高い。

« 「華麗なるミュージカル・ガイド」は別所ファン必見 | トップページ | 2007 レ・ミゼラブル 7/31 ソワレ 速報 »

芝居・一般」カテゴリの記事

コメント

前楽で観てきました。TBさせていただきますm(_ _)m
観たことがない市村正親のアランにいつのまにか脳内置換して観ていて自分でも驚きました。
日下武史は素晴らしかったです。彼のダイサートを観ることができたことに満足しています。
「アマデウス」はしつこくリピートしたい作品なのですが、「エクウス」は一回でいいかなぁと。ダイサートの嘆きにどうしても共感できなかったもんですから。
しかしやはり日下武史の至芸の舞台でした!

びかちゅうさん、コメント返し遅くなってごめんなさい!もうココログのコメント通知は来ないわ、PCのネットワークはエラーになるわ、散々でした。

私は逆に「エクウス」はリピートしたくなりました。ただやはりアランは、記憶の彼方の市村さんを追い求めてます。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/193925/7336187

この記事へのトラックバック一覧です: エクウス(馬) 自由劇場 感想:

» 07/08/03 「エクウス(馬)」前楽・日下武史の至芸 [ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記]
{/hiyo_uru/} 劇団四季の「エクウス(馬)」は今回が初見。私のご贔屓市村正親が少年アランを演じた伝説的な舞台は本で読んで溜息をつくばかり。その初演時から精神医師ダイサートを日下武史が今もやっているという情報に、今見逃すと先がないかもとおけぴさんのサイトでチケットを譲っていただき、前楽の自由劇場にかけつけた。 同じピーター・シェーファーが書いた「アマデウス」は幸四郎の舞台で2回、映画も観てDVDも持っているほどお気に入りなのだが、さてこちらはいかに......。 {/book/} 私が観た日... [続きを読む]

« 「華麗なるミュージカル・ガイド」は別所ファン必見 | トップページ | 2007 レ・ミゼラブル 7/31 ソワレ 速報 »