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『血の婚礼』

血の婚礼 公式HP
tpt版血の婚礼 HP (2006年8月上演)
花梨のtpt版血の婚礼 感想

【原作】 フェデリコ・ガルシア・ロルカ
【台本・演出】 白井晃
【音楽・演奏】 渡辺香津美
【出演】 森山未來、ソニン、浅見れいな、岡田浩暉、新納慎也、
     尾上紫、池谷のぶえ、陰山泰、根岸季衣、江波杏子

東京公演終盤に、一階センターで観劇。
東京公演は終わりましたが、まだ全国巡業中の公演です。
今回は辛口なので、これから見る方は読まない方が良いかと。

昨年見たtpt版も、大絶賛という訳では無かったが、今回のダンカン版に比べると、遥かに良い舞台だったと再認識。
今回のダンカン版の演出は一体何を目指したかったのでしょうか?衣装もセットも中途半端。美しい筈の台詞は、全く美しく響いて来ない。
冒頭の殺しの場面、更に森の中での対決の場面など、戯曲をわかり易く見せようとしているのだろうが、私には効果的とは思えない。
反面森の「月」と「死」の場面は、余計に意味不明になっており、美しくもない。

今回は「フラメンコを踊る」が謳い文句でもあったが、肝心のフラメンコの効果が薄い。
私はテクニック的なことは判りませんが、これは踊った森山くんや出演者の責任ではないかと。踊る場面が、芝居全体から浮いているのだ。「とりあえず踊り入れてみました」風にしか見えない。

ソニンはかなり健闘。ちょっと感心した。前回の「スウィーニー・トッド」より遥かに成長。これからが楽しみです。(でもtpt版の宮さんの、追い詰められ方が、私は好きだったのだ。)
森山くんはちょっとミスキャストで可哀そうだった。森山くんをメインに据えるなら、もっと彼の魅力が引き出せる演目にすれば良いのに。
目当ての岡田さんは一番良かったかも。相変わらず人魚の肉でも食べてるのでは?と言いたくなるような若々しさ。でもダンスはとても微妙(苦笑)。

かなり厳しく書きましたが、ムチャクチャ悪いという程では無いです。ただどうにも全体的中途半端で。私の事前の期待度が高すぎたのだろうか。
若い役者さんの真摯な芝居だったら、『絢爛とか爛漫とか』を見た方が良いし、ベテランの役者さんの凄みが見たかったら、『薮原検校』を見た方が良い。
申し訳ないが『血の婚礼』の直後に、非常に上質な『絢爛とか爛漫とか』を見てしまったので、相対評価で余計辛口になってしまった。(しかもチケット代半額。)
加えてスタッフ側の姿勢に、ちょっと腹のたつことがあり、余計に私の中での『血の婚礼』の評価は下がった。

tpt版『血の婚礼』の舞台写真がどこかに無いかなぁ。舞台美術が素晴らしく綺麗だったのよ~。
でも今回美術は同じ人なのよね…。どうりで結婚式の場面とか、似ている筈だ。でもダンカン版は色々やりすぎで、中途半端になった気が。
tpt版はあの独特のベニサンの劇場空間が、セットに合っていたのかも。

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コメント

はじめまして。

「血の婚礼」への低い評価と「絢爛とか爛漫とか」への高い評価に思わず共感してしまいました。

花梨さんは沢山、演劇を観ていらっしゃるようなので、これからも時々、寄らせて頂きます。

ひかるさん、はじめまして。コメント頂き、ありがとうございます。

「血の婚礼」→「絢爛とか爛漫とか」と続けて見てしまったので、ましてチケット代半額だしと、相対的にどんどん評価が落下…。
ムチャクチャ悪いって程ではないのですが…。

観劇本数はそんなに大したことは無いです。世の中にはもっとたくさん観劇している方もいらっしゃるし…(笑)

こんばんは。
今思い出しても・・中途半端な舞台だったなあと。
ダメだ!嫌いだ!と思っても、どこか引っかかりがあれば、懲りもせず、また行ってしまう私ですが、この作品にいたっては、「もういいや。」と判断してしまいました。

観劇本数の大巨匠(スミマセン…)、harumichinさん、こんばんは!
そうなんですよね~、何かもう少し見たい!という気持ちにさせてくれたら良いのですが、まさに中途半端さがつきまとう舞台で。
チケット確保した段階では、かなり楽しみだったのですが。

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原作/フェデリコ・ガルシア・ロルカ 台本・演出/白井晃 音楽/渡辺香津美 レオナルド:森山未來   花嫁:ソニン レオナルドの妻:浅見 れいな 花婿:岡田浩暉 黒い男:新納慎也 少女:尾上紫 女中:池谷のぶえ 花嫁の父:陰山泰 レオナルドの姑:根岸季衣 花婿の母:江波杏子 東京グローブ座 上演時間2時間 休憩なし 岡田浩暉、新納慎也、根岸季衣、江波杏子という出演者にひかれてかったチケットだった。席は3階。 グローブ座の3階は初めてだった。A列だが、舞台のつくりもあるのだろうが、きちんと背もたれ... [続きを読む]

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