旧ブログ

  • 酒と芝居と旅の日々(旧ブログ)

    http://karintheater.seesaa.net/

    旅行関係の記事と2005年7月~2006年12月までの旧記事はこちら

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

« KURITAカンパニー『テンペスト』 | トップページ | コンフィダント・絆 追記 »

コンフィダント・絆

コンフィダント・絆
パルコ劇場  G列上手より観劇。
作・演出:三谷幸喜
出演:中井貴一、寺脇康文、相島一之、堀内敬子、生瀬勝久

下手にピアノ。音楽はそれだけ。舞台はアトリエ。そこに、ゴッポ、ゴーギャン、スーラ、シュフネッケルの画家4人+紅一点のルイーズ。
脚本と役者の演技が素晴らしい、ただそれだけのことが、非常に上質で、大切だと再認識した舞台だった。

パルコ劇場のロビーには、それぞれの絵が飾られている。
ゴッポ、ゴーギャン、スーラまでは馴染みのある名前。でもシュフネッケル?この人の絵はどこかで見たことはある?と開演前に思う観客に、ストーリーが進むにつれて、シュフネッケルがどういう人間か判って来る。

絵画の才能がなく、自分に才能かないことすら気がついていないシュフネッケル。
ただ一人世間に認められてるスーラ、だがゴッホの絵を見て愕然とする。
日常生活はでたらめのゴッホと、そんな彼を切り捨てられないゴーギャン。

まずは4人のキャスティングが良い。コーヒーもろくに煎れられない、お坊ちゃまなスーラを演じた中井貴一には驚いた。舞台でこれほど光るとは。
とはいえ何といっても三谷さんのキャスティングの隙の無さは、シュフネッケルに三谷脚本・演出が肌に染み付いてる、相島一之を持ってきているところだろ

う。やはり良い舞台には、演出家が絶対的な信頼を置いている役者が必要。これをハズすと、舞台が空中分解しかねない。

各役者さんについては、本当に素晴らしくて、何もいうことが無い。キャティングの絶妙さを思い知った。

最後、ゴッホはアルルに行くことを決意する。ゴーギャンも一緒だ。シュフネッケルは引き止めるが、彼らはパリを出る。
その先は舞台では描かれていないが、ゴッホとゴーギャンの顛末は有名な話だ。
舞台はアトリエを開いた時の4人の会話で終わる。希望に満ち、その後何度も繰り返し、皆に煙たがれる話をはじめるゴッホ。
彼らのその後を知っているだけに、切ないラストだった。

三谷さんの素敵な脚本の舞台を見て、日本の演劇界はもっともっと、良い脚本家を育てなきゃダメだと思った。
(あと日本のミュージカル界は、良い作曲家を育てて欲しい~。)

« KURITAカンパニー『テンペスト』 | トップページ | コンフィダント・絆 追記 »

芝居・一般」カテゴリの記事

コメント

花梨さん

あら!もしかして同じ日に観劇していたのかしら。(27日?)
本当に素晴らしい舞台でしたね。
脚本、演出、役者の三位一体が、見事にハマり、
最高に良質の芝居に仕上がっていたと思います。
特に相島さんは最高のキャスティングでしたね。
彼の演技に、涙腺破壊されました。(笑)

私もロビーに飾られていた絵を見て、
それぞれの画家達に思いを馳せてました♪

麗さん、こんばんは。
私が行ったのはもう少し前です。今週も仕事が忙しくて、観劇記が後手後手になってます。
私も相島さんには泣かされました。本当に役の幅の広い方ですよね。
帰ってきてから、思わず新見錦切腹の回の「新選組!」を見ちゃいましたよ。

花梨さん、どうもです♪
この作品については、絶対に書き残したかったんです。
そう思わずにはいられないくらい、素敵な舞台でした。
(*ーー*)

>キャティングの絶妙さを思い知った。

本当に!ブラボーでした。
三谷芝居は、キャスティングの絶妙さがあって、更に
素晴らしくなるのだと改めて痛感しました。
トラバさせていただきました。

花梨様、まいど!
旅行中に失礼しま~す。

♪ゴーギャン、ゴッホ、スーラ、parシェフネッケル♪
ヅカの主題歌のように、まだ覚えてます(笑)

今回も皆の見せ場を作って、ラストは相島一之に持っていかれましたね。
三谷幸喜ってつくづく不思議な人。
パルコ歌舞伎の時も思いましたが、ヒョイヒョイと演劇界の壁を通り抜けちゃいますね。
「笑の大学」は英国に行っちゃうしさ。

「画家の物語」ってどうなのよ~。と思ってましたが!
これも、ヒョイと国境を越えられそうですね。

>日本の演劇界はもっともっと良い脚本家を
ホント、ホント。
最近の私のツボは「鈴木聡」「中島敦彦」。昔からツボなのは「水谷龍二」です。
花梨さんのツボを刺激出来ないかな~この顔ぶれで(笑)

midoriさま、こんばんは。旅行中でコメントか返せず申し訳ありません。TBは大歓迎です!ありがとうございます。

本当に素敵な舞台でしたね。midoriさん宅の感想を拝見して、“par”がシェフネッケルへの敬意という感想には、唸らせて頂きました。


かしまし娘さま、旅行中にコメントありがとうございます。

私も!今回の脚本、国境越えられると思いました。三谷さんの素敵な脚本は、これこそ世界に紹介出来ると思います。

かしまし娘さんのツボ、生憎私は未見の脚本家さんばかりで、スミマセン…。
見たらツボが刺激されるでしょうか?

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/193925/6234309

この記事へのトラックバック一覧です: コンフィダント・絆:

» 『コンフィダント・絆』@渋谷PARCO劇場 [ARAIA -クローゼットより愛をこめて-]
あらゆるチケット戦線に敗れ、入手を諦めていたチケットですが・・・ 巷の評判があまりにも良く、どうしても観に行きたかった!! っで、念願かなって行って来ましたよー! 「コンフィダント・絆」 もうね、最高でした... [続きを読む]

» 『コンフィダント・絆』@PARCO劇場(4/19)&ユーミン [|あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο]
三谷幸喜作・演出、中井貴一、寺脇康文、相島一之、堀内敬子、生瀬勝久出演の『コンフィダント・絆』を観た。( ̄0 ̄;アッ 生瀬さん演出の『橋を渡ったら泣け』を観に行ったけど、つまんなかったからレビュー書いてないや(爆)ここでレビューを書いておこう(ぇ出演:大倉....... [続きを読む]

» 「コンフィダント・絆」 [好きなことは止められない♪]
三谷氏が、パルコ劇場に書き下ろした新作。“芸術家の間に友情は成り立つのか?!”公式サイトにも掲げられたキャッチコピーなのですが…。 [続きを読む]

« KURITAカンパニー『テンペスト』 | トップページ | コンフィダント・絆 追記 »