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『朧の森に棲む鬼』 まとめ 2

松竹座で念願かなって、ようやく二階席かにも見られました。
オープニングは絶対二階から見た方が良いですね。一階で見るより×10倍くらい素晴らしいです。
昔から猿之助さんが「スーパー歌舞伎は二階から観るのがベスト」といったニュアンスのことを言っていましたが、今や新感線も二階からの鑑賞が、演出その他を楽しむにはベストなのでしょう。リピート出来れば、ミーハーに前方と、二階と、あと一階センターで見たい。
はじめて1000人クラスの大劇場に進出した時は、芝居が後ろまで届かない…と思った時期もあり、感慨深いです。

それと松竹座がコンパクトな為か、私の席の場所が良かった為か、演舞場より照明の効果がハッキリ判りました。
特にライの最期の姿が、演舞場よりかなり近く感じられたのは、一番のヒットでした。

今回の歌舞伎ティスト満載と言っていい演出、私はとても楽しめました。
古典歌舞伎の復活狂言もので使われるような、滝・水・その中での立ち回り、血糊。そのアイテムを演出のいのうえさんは、見事新感線流にアレンジして、これでもか!と提示。格好良かった~。

「三国志」っぽいという声も聞きますが、衣装は確かに三国志っぽいです。鎧とマントの造詣とか、何といってもツナの衣装と髪型。二幕最初はセリ上がってくることもあり、玉蘭ちっく。(でもマダレの衣装は安部宗任みたい。ツダミツ&ウラベも古典歌舞伎。ウラベは赤っつらでもおかしくない気が。)
でも演出はスーパーというよりは古典歌舞伎かなぁ。

水の見せ方については、歌舞伎を見慣れている人には普通で、目新しさは無いです。(もちろんどっかの某十二夜みたいに、斬新と宣伝している訳ではないので、全然オーケーです。)

水は「三国志 1」を超えるものは、現れないだろうと自分は思い込んでいます。
ホント今回の水如きで驚いたらいかんよ。「三国志 1」の水は、量も半端じゃないけど、あの見せ方は日本演劇史上に残るベスト・オブ・水だと思ってますよ、私は。(ポリ着物きて水被り席に座って、喜んでたな~昔。)

ただ朧の森の本水は、古典歌舞伎等にヒントを得ながら、物語世界に実にマッチした水でした。朧の森のキーワードである、光・土・水のひとつを、具体化したことにより、一層芝居世界に奥行きが出来ていた。

その他気がついた点。

花道の使い方。
阿修羅2000年の時、大音響のまま、花道から人が出てくるので、気がつくと花道に役者がいて喋りだすということが多かったが、今回は揚げ幕の音がきちんと聞こえるようにしていたので、花道の出を見逃すことが無かった。

幕前の芝居。
舞台前方に幕を降ろすことを多用していたが、不思議と幕前で芝居をせず、花道方向に移動としていた。
多分、新感線の強い照明だと、幕がすけるのかも?と予想。実際奥行きの少ない松竹座では、照明が当たると透けていた。

今回、久々にプレ初日から大楽まで、まんべんなく観劇した訳で、朧に関してはもう大満足です。
日本の演劇界で、大劇場で、オリジナルで、これだけクオリティ高い芝居は、なかなか無いと思います。

ただ、これは本当に私の個人的な感覚なのだけど、自分の中の千秋楽での気持ちのもっていかれ方は、アカドクロに適わなかったな…。

アカも琵琶湖の初日から、厚生年金大楽まで、ずっと追いかけましたが、初日の落胆からはじまり、新国立での進化、厚生年金での化けっぷり。
完成度からいったら絶対に朧の方が上なんだけど、何か自分の狂乱っぷりはどうにもアカ最強。多分あの時期の自分は、脳に虫でも沸いてたのかも。それくらいおかしかった。
まぁゲキシネ見て、帰宅して大楽のカーテンコールの映像をもう一度見てしまったというのが大きいのかも。
泣き出しちゃった女優さん三人と一緒に、客席で一緒に泣いたあの時間は、やはり忘れられないです。

ごめんなさい、でも朧の森も、最高でしたよ!実はちょっと虚脱状態です(笑)。

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