リンク

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

« 朗読劇 『下町日和』簡易報告 | トップページ | 『エル・ポポラッチがゆく』 »

リーディングスペクタクル『下町日和』

『下町日和』

第一幕
 1.失われた風景
  ナビゲーター:古藤 芳治

 2.下町日和(徹と絹江の出会い)
  苫小牧 徹:市川 右近
  田中 絹江:市川 春猿

 歌唱一 「友達の歌」 ディーヴァ:中村 中
  
第二幕
 歌唱二 「林檎の樹の下で」 ディーヴァ:中村 中
  
 3.歌舞伎町
  苫小牧 銀二:市川 段治郎
  河内 佳代:高橋 かおり

 4.聖夜のリボン
  苫小牧 徹:市川 右近
  田中 絹江:市川 春猿

 歌唱三 「星に願いを」 ディーヴァ:中村 中
  
 5.妖精の足跡
  苫小牧 銀二:市川 段治郎
  北村 藤子:宝生 舞

 6.花火
  苫小牧 徹:市川 右近
  田中 絹江:市川 春猿

 7.エピローグ(こんにちは赤ちゃん)
  苫小牧 徹:市川 右近
  苫小牧 絹江:市川 春猿

 歌唱四 「Nosatalgie」 ディーヴァ:中村 中

「優雅な秘密」初演の時からお客さんの心をワシヅカミにした苫小牧徹絹江。昨年の「美貌の青空」のブログラムを見た第一声は「苫小牧徹と絹江ちゃんの続きがある!」だったものな〜。

二人を知らない人への簡易説明。

苫小牧徹…五島列島出身の江戸っ子気質の工員。単純バカだけど、とにかくイイ男!カタカナ語に弱い。絹江にベタ惚れ。右近さんのメッチャ当たり役。
田中絹江…東北出身の引っ込み思案な優しい娘。かなりの美人さんだが、ちょっとおっとりしてる?徹の愛に支えられている。春猿さんがフワリと演じている。

昭和の香りいっぱいの二人の、まさに「ピュア」な恋物語。可愛いんだ!二人が。
第二幕「4.聖夜のリボン」は『優雅な秘密』、「6.花火」は『美貌の青空』で上演、他は新作です。

苫小牧徹グレードアップしていないか?というくらいキャラ立ちして、益々カタカナ語に弱くなってた。そこにすかさず絹江ちゃんが突っ込む。
最後のバズーカ砲やらプリン…プリンセス?やら、夫婦漫才のような幸せな二人の姿に嬉しくなりつつ、爆笑しました。

でも何といっても今回私が大好きだったのは、一幕、二人の出会い「下町日和」。一幕が55分なのだが、二人の出会いの話、つまり右近さんと春猿さんの語りだけでこの時間を魅せる。
二人はまだ昭和の香りが色濃く残る時代、荒川の土手で出会うのだけど、右近さん、春猿さんの二人が話しはじめた途端、目の前に日のあたる荒川の土手の風景が広がった!
二人の目の前にいる捨てられた子猫も、麦わら帽子ほ飛ばした風も、全部見えるようだった。

舞台がシンプルだからこそ(照明が実に効果的)、日向の香りまで感じられそうで。惹かれあって、お互いが大切になっていく二人に、こちらの心も温かくなり、一幕最後朗読を終えた右近さん、春猿さんが目をゆっくりと閉じた時、何故だかわからないけど、涙が出てきた。

『美貌の青空』の時、歌は余り…という感想だったが、今回は朗読の内容にマッチしていて良かったです。中村中さん、衣装や仕草も素敵でした。

第二幕では母の死をきっかけにすれ違ってしまった、徹の弟、銀二が出てくる。銀二が出会うのは、風俗嬢とトルコ嬢。一気に舞台は歌舞伎町の猥雑な世界になる。
ここであえて女優さんを使ったのは、生々しさを出す為かな?と思った。それでも高橋かおりさんも世慣れていながらも、どこか純粋で、宝生舞さんは現実と向き合いながらも、夢を見ていて、やはり汚れた部分だけではなく。銀二には郷愁の思いがあり。
平行線の別世界を見るようでした。

そんな銀二の生きる世界があるから、余計に徹と絹江の、世俗から離れた純粋さが引き立つのでしょうか。
舞台はクリスマスになり、夏祭りになり、子供が出来て、結婚しても、出会ったころと少しも変わらない二人。二人の描く世界が、本当に素敵。
一日だけの上演というのが、実に贅沢でもったいない『下町日和』でした。

ぜひぜひ再演希望。今度は都電を使わないと行けない、浴衣が似合いそうな下町の会場で。もちろん幕間に食べるのはゆであずき。

« 朗読劇 『下町日和』簡易報告 | トップページ | 『エル・ポポラッチがゆく』 »

芝居・一般」カテゴリの記事

コメント

本日は澤瀉ファンとして(笑)訪問いたしました。
下町日和のプログラム、リンク貼らせて頂きましたm(__)m
花梨さんの感想読んでるだけでも泣けそう(/_;)
熱烈に再演希望〜

yayaさん、こんばんは。
HPでの紹介、ありがとうございます。

今年は朗読劇は観劇されなかったのですね。私も『優雅な秘密』は行かず、『下町日和』のみ観劇しました。
『下町日和』が想像以上に良かったので、『優雅な秘密』も行けばよかったと、ちょっと後悔しているところです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/193925/4671914

この記事へのトラックバック一覧です: リーディングスペクタクル『下町日和』:

« 朗読劇 『下町日和』簡易報告 | トップページ | 『エル・ポポラッチがゆく』 »