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7月の忘れ物 その1

イチ観客の自分には、所詮芝居は自分の好みか好みじゃないかが、感想の大本を占めているのだけど。

『東京原子核クラブ』『開放弦』
何でこの芝居を並べたかというと、感想書いていないストレートプレイなんだけど、舞台が一軒の家の中で、場所が全く動かないという点が一致しているなぁ、と無理矢理こじつけてみた。

どっちが好みだったかというと、これは圧倒的に『東京原子核クラブ』。最後は切ないのだけど、『開放弦』は喪失感が強く、『東京原子核クラブ』は失った中にも希望を感じた。

『東京原子核クラブ』 7/16観劇
俳優座劇場 作:マキノノゾミ 演出:宮田慶子

昭和7年、東京本郷にある下宿屋「平和館」が舞台。理化学研究所に勤める若き物理学者を中心に、平和館の主人・住人たちの、彼らにとっては大事件だったりする平和な日々、でも日本は少しつづ戦争に向かっていく。

自分に照らし合わせても、人生の大事件だったり、転機だったりすることが、でも世間という大枠から見れば大したことないことだったする。「平和館」の日常もそかんなことの積み重ねで。俳優さんたちがみな上手くて、日常の日々の脚本と演出が実に巧みで。彼らの「日常」が凄く身近に感じられる。
だから段々と変わっていく人や、戦争の影に翻弄される人が、切ない。

理化学研究所では原爆を作るべく研究が進んでいる。研究では外国に負けないと自負しているが、物質的な力で絶対的に敵わず、原爆は落ち、敗戦をむかえる。
「平和館」の住人も何人も死んでしまったし、肝心の「平和館」も半壊状態だし、生きる気力を無くしている人もいるのだけど、それでもちゃんと明日への希望は提示されていた。

淡々として話なのに、凄く心に残った。

女優さんが二人ともとても良かったな〜。真面目な下宿屋の娘さんと、お見合いした軍人さんとの、僅かな時間の恋。下宿屋を出てったり、帰ってきたりの繰り返しの、風来坊みたいな自由人、富佐子。
戦争で死んだと思われた富佐子がボロボロになって帰ってきて、半壊しながらも逞しく下宿屋を切り盛りしている娘との再会がラストシーン。ほろっとした。

『開放弦』 7/29観劇

大好きな水野美紀さんが出演。やはり綺麗だし、舞台を踏むたび、どんどん素敵な女優さんになっているのが、嬉しい。
ラブストーリーなんたけど、せっかく心が通じたと思ったら、ああいうことに…(ネタバレなので直接的表現は避ける)。そこが私は辛くてダメでした。きっとそこが切なくて良いということなんだろうな〜。

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コメント

コメントありがとうございました。
水野さんや京野さんって、テレビだけでなく、舞台でも素敵でした。舞台って女優さんの魅力を引き出す力があるんでしょうか?
しかし、切なくてもどかしい公演でしたね(苦笑)

はぎおさん、こんばんは。
はぎおさんの感想にあった、「居心地の悪い」という表現が、とてもぴったりくる芝居だったと思います。

京野ことみさんは、去年の『吉原御免状』とはうってかわった役で、でもぴたりとハマってさすがです。
水野美紀さん、舞台4本目なのですよね。どんどん素敵になって、大好きな女優さんです。

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