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『アンデルセン・プロジェクト』

『アンデルセン・プロジェクト』
作・演出 ロベール・ルパージュ
出演 白井晃
劇場 世田谷パブリックシアター 

新聞で記事を読み、何となく気になっていたお芝居。縁があって観に行くことが出来ました。一人芝居で2時間10分。自分の集中力が持つか心配でした。

むちゃくちゃおもしろかった!

三人の登場人物 ―アンデルセンの童話『木の精ドリアーデ』のオペラ製作を依頼されたカナダ人の作詞家、作詞を依頼したフランスのオペラ劇場のディレクター、そして作詞家が住むパリのアパートの1階の店で掃除係をしているモロッコ人の若者―が交差する現在と、パリ万博(1876年)が開催された当時のパリという二つの時空間を行き来しながら、アンデルセンの実像を浮かび上がらせる挑戦を描いた物語。(公式HPより)

公演前に小耳に挟んだ情報では、演出が素晴らしい、とのこと。もちろん実際に見て、斬新な演出に驚かされたが、それ以上に脚本に魅かれました。

アンデルセンの生涯、私は浅いことしか知りません。一生結婚せず、旅を愛したということくらい。

この物語の登場人物、カナダ人の作詞家は自分へのコンプレックスから、恋人と上手く向き合えない。真摯に向き合おうとしたときに、恋は終わる。オペラ劇場のディレクターは妻と離婚する。

容姿に対する劣等感。失恋。異邦人。キーワードはたくさん転がっている。アンデルセンに詳しい人なら、もっとたくさんの物語に投影されているキーワードを、見つけることが出来ると思う。

パリに夢を託した作詞家の、でも現実はめぞき部屋の二階の部屋の生活で。最後に彼は炎の中全てを失う。戦慄したラスト。
映像の中の炎と、白井さん演じる作詞家のアップが、忘れられない。

演出の凄さは、どうやっても言葉に出来ない。場面・場面で、舞台という空間が、自由に形を変えていく。演劇に映像を使うのは、非常にセンスが必要と思うが、今回はセンスとかそういう次元を楽々超えている印象。
オープニングの落書きするモロッコ人の若者の姿から、驚かされっぱなし。(これどうやっているの?)

今回二階席最前列センターだったのだが、一人芝居を二階で見るのは、と観劇前はちらりと思ったが、演出面を堪能するには、この席は絶好でした。また堪能し甲斐のある演出でした。

2時間10分、全く飽きませんでした。この一人芝居を成立させた、白井晃さんと、その周囲に大勢いるであろうスタッフの方々、本当に素晴らしいです!

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コメント

居心地の良さを感じるとか、ホノボノとは違うけど、刺激的で
イマジネーションを激しく刺激される舞台だなぁと思いました。
白井さんの声質と演技にも、合っていたのではないでしょうか。
(*^^*)
見逃してしまいましたが、私もルパージュ版が観たかったです!

midori さん、こんばんは。おお!ご覧になっていたのですね!

オープニングの演出から、ぐっと掴まれ、物語世界にいつの間にやら引き込まれ、非常にイマジネーションを刺激されました。

白井さんのあとにルパージュ版を上演してくれたら良かったのに…。見逃したのが、とても残念。

ダンスオブヴァンパイアとか、アワハウスとか、書きたいなのネタも、
書かなくちゃのネタも控えてるんです…。
でも、何か「アンデルセンプロジェクト」の優先順位が上になっちゃい
ました。
(^^;
感想をアップしたのでトラバさせていただきます。

>非常にイマジネーションを刺激されました。

そうなんです!
それも含めて“ルパージュ・マジック”だったのでしょうか?!

「アンデルセンプロジェクト」本当に良かったですよね!
セットや衣装が目まぐるしく変わるのですが、これが全然うるさくなく素晴らしいって、凄いです。

midoriさんの力作感想、今から読みに行きます!

花梨さん、どうもです♪
トラバさせていただいた後で、読み直してみたら、どうにも
言い切れてない想いに不甲斐なくなってしまいました。
語り切れはずもないのは明白なんですが、出来ないなりに、
言葉を重ねてみたくなり、加筆しちゃいました。
(^^;
あの作品が持つ“マジック”は、こんなとこにも影響したの
かも?!と思ったり。
改めて、お立ち寄りいただければ幸いです。
(*^^*)

midoriさん、凄い!感想、追記されたのですね。
私もこの芝居には、余りにもたくさんの思いが溢れ、でも上手く言葉にならなくて、本当にもどかしいです。

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